dataset2struct

(非推奨) データセット配列の構造体への変換

dataset データ型は推奨されません。異種混合データを処理するには、代わりに MATLAB^® table データ型を使用します。詳細は、MATLAB table ドキュメンテーションを参照してください。

構文

S = dataset2struct(D)

S = dataset2struct(D,AsScalar=true)

説明

S = dataset2struct(D) は、データセット配列を構造体配列に変換します。D の各変数は S 内のフィールドになります。D が M 行 N 列のデータセット配列の場合、S は M 行 1 列で、N 個のフィールドが設定されます。D に観測名が含まれる場合、S ではこれらの名前が追加のフィールド ObsNames に指定されます。

S = dataset2struct(D,AsScalar=true) はデータセット配列をスカラー構造体に変換します。D の各変数は S 内のフィールドになります。D が M 行 N 列のデータセット配列の場合、S は N 個のフィールドをもち、各フィールドが M 行になります。D に観測名が含まれる場合、S ではこれらの名前が追加のフィールド ObsNames に指定されます。

例

データセット配列の構造体配列への変換

標本データセット配列を読み込みます。

load('hospital')

観測値と変数のサブセットのみを含むデータセット配列 D を作成します。

D = hospital(1:8,{'LastName','Sex','Age'});
size(D)

ans = 1×2

     8     3

データセット配列 D は 8 個の観測値と 3 個の変数をもちます。

D を構造体配列に変換します。

S = dataset2struct(D)

S=8×1 struct array with fields:
    ObsNames
    LastName
    Sex
    Age

構造体は、データセット配列内の 8 個の観測値に対応する 8x1 です。D に観測名が含まれていたため、S にはフィールド ObsNames もあります。

S の最初の要素のフィールド データを表示します。

S(1)

ans = struct with fields:
    ObsNames: 'YPL-320'
    LastName: 'SMITH'
         Sex: Male
         Age: 38

この情報は、データセット配列の最初の観測値 (行) に対応します。

入力引数

D — 入力配列

dataset 配列

入力配列。M 行 N 列の dataset 配列として指定します。

出力引数

S — 結果の配列

N 個のフィールドをもつ M 行 1 列の構造体配列

結果の配列。N 個のフィールドをもつ M 行 1 列の構造体配列として返されます。入力データセット配列に観測名が含まれる場合、S に追加のフィールド ObsNames が作成されます。AsScalar=true を指定した場合、S は N 個のフィールドをもち、それぞれが M 行もつスカラー構造体になります。

バージョン履歴

R2012b で導入

参考

dataset | dataset2cell | struct2dataset