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controlrules

Western Electric 管理ルールと Nelson 管理ルール

説明

R = controlrules(rules,X,cl,se) は、rules のルール、中央線の値 cl、および標準誤差 se を使用して、数値ベクトル X 内の点の違反インジケーターを返します。rules には、Western Electric 管理ルールと Nelson 管理ルールの組み合わせを含めることができます。

[R,appliedRules] = controlrules(rules,X,cl,se) は、適用された管理ルールの名前が含まれる cell 配列を追加で返します。

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parts データ セットを読み込みます。

load parts;

controlchart 関数を使用して X バー管理図を作成します。we4 ルールを指定して管理外の測定値をマークします。サブグループ統計量とプロット データを取得します。

[stats,plotted] = controlchart(runout,rules="we4");

Figure contains an axes object. The axes object with title X-Bar Control Chart, ylabel X-Bar contains 4 objects of type line. One or more of the lines displays its values using only markers These objects represent Data, Violation, Center, LCL/UCL.

管理図の赤色の線で管理限界が示され、赤い円で管理外の点がマークされます。管理外の点のサブグループ番号を表示します。

find(plotted.ooc)
ans = 4×1

     2
    21
    25
    27

controlrules 関数によって返される非ゼロ値のインデックスを表示して、we4 管理ルールに違反する測定値を特定します。

R = controlrules("we4",plotted.pts,plotted.cl(1),plotted.se(1));
I = find(R)
I = 
27

サブグループ 2、21、および 25 は、管理限界の外側にあるため管理外です。サブグループ 27 は、中央線よりも上にある連続する 8 つの点の最後であるため、we4 管理ルールに違反しています。

入力引数

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管理ルール。次の 1 つ以上の値を含む文字ベクトル、string スカラー、string 配列、または文字ベクトルの cell 配列として指定します。"we" を含む値は Western Electric ルール、"n" を含む値は Nelson ルールであることに注意してください。

違反条件
"we1"

1 点が cl + 3*se より大きい

"we2"

3 点のうち 2 点が cl + 2*se より大きい

"we3"

5 点のうち 4 点が cl + se より大きい

"we4"8 点のうち 8 点が cl より大きい
"we5"

1 点が cl 3*se より小さい

"we6"

3 点のうち 2 点が cl 2*se より小さい

"we7"

5 点のうち 4 点が cl se より小さい

"we8"8 点のうち 8 点が cl より小さい
"we9"

15 点のうち 15 点が cl secl + se の間

"we10"

8 点のうち 8 点が cl se より小さいか cl + se より大きい

"n1"

1 点が cl 3*se より小さいか cl + 3*se より大きい

"n2"9 点のうち 9 点が cl の同じ側にある
"n3"6 点のうち 6 点が増加または減少している
"n4"14 点が上下を繰り返している
"n5"

3 点のうち 2 点が同じ側で cl 2*se より小さいか cl + 2*se より大きい

"n6"

5 点のうち 4 点が同じ側で cl se より小さいか cl + se より大きい

"n7"

15 点のうち 15 点が cl secl + se の間

"n8"

8 点のうち 8 点がどちらかの側で cl se より小さいか cl + se より大きい

"we"すべての Western Electric ルール
"n"すべての Nelson ルール

複数の点に関連するルールでは次のようになります。

  • i でのルール違反は、点 i で終わる連続する点の集合がルールをトリガーすることを示します。R(i) は、点 i がルールの条件に違反する点の 1 つである場合にのみ true になります。

  • Xcl、または se の値が NaN である点はカウントされず、R の値は常に false (logical 0) になります。

データ型: char | string

評価する点。数値ベクトルとして指定します。

データ型: single | double

中央線。X と同じ長さの数値ベクトルとして指定します。cl は数値スカラーとして指定することもできます。この場合、関数はすべての点に同じ値を使用します。

データ型: single | double

標準誤差。X と同じ長さの数値ベクトルとして指定します。se は数値スカラーとして指定することもできます。この場合、関数はすべての点に同じ値を使用します。

データ型: single | double

出力引数

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管理ルール違反インジケーター。logical 行列または logical ベクトルとして返されます。関数は、rules のルール、中央線の値 cl、および標準誤差 se を使用して、X 内の点のインジケーターを返します。X"n" 個の点を含み、rules"m" 個のルールを含むとき、R"n""m" 列の logical 行列であり、R(i,j) の値は、点 i がルール j に違反している場合は true (logical 1)、違反していない場合は false (logical 0) です。rules に管理ルールが 1 つだけ含まれている場合、R は長さが "n" の logical ベクトルです。

適用された管理ルールの名前。文字ベクトルの cell 配列として返されます。rules"we" または "n" が含まれる場合、関連するすべてのルールが appliedRules に含まれます。

バージョン履歴

R2006b で導入