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Moving Average

移動平均の値の計算

R2018b 以降

  • Moving Average block

ライブラリ:
Simscape / Electrical / Control / General Control

説明

Moving Average ブロックは、入力信号の移動平均の値を計算します。このブロックは、高周波数信号の成分をフィルター処理する場合やノイズ信号を平滑化する場合に使用します。

方程式

移動平均は移動時間枠に基づいて計算されます。連続時間の移動平均は次のように計算されます。

u¯=1T0t0t0+T0u(t)dt,

ここで、

  • u(t) は入力信号です。

  • 1f

  • f は信号の基本周波数です。

離散時間の移動平均は次のように計算されます。

u¯(k)=1T0i=0n1u(ki).

メモ

このブロックを連続時間演算に使用し、[サンプル時間 (継承は -1)] パラメーターを 0 に設定する場合は、[バッファー サイズ] パラメーターも指定して、移動時間枠をカバーしていることを確認してください。

仮定

  • 出力が時間間隔 [0, T0] に初期条件で初期化される

端子

入力

すべて展開する

入力信号。

データ型: single | double

出力

すべて展開する

入力信号の移動平均。

データ型: single | double

パラメーター

すべて展開する

信号の基本周波数 (Hz)。ベクトルを使用して基本周波数を指定する場合は、入力ベクトルの次元と一致しなければなりません。

入力信号の初期値。

バッファーのサイズ。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[サンプル時間 (継承は -1)]0 に設定します。

連続するブロック実行間の時間間隔。実行時に、ブロックは出力を生成し、必要に応じて内部状態を更新します。詳細については、サンプル時間とはサンプル時間の指定を参照してください。

継承される離散時間演算の場合は、-1 を指定します。離散時間演算の場合は、正の整数を指定します。連続時間演算の場合は、0 を指定します。

このブロックがマスク サブシステム内、または連続演算と離散演算を切り替え可能な他のバリアント サブシステム内にある場合は、サンプル時間のパラメーターをプロモートします。サンプル時間のパラメーターをプロモートすると、ブロックの実装が連続と離散の間で正しく切り替わります。詳細については、マスクにおけるブロック パラメーターのプロモートを参照してください。

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2018b で導入