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sltest.testmanager.run

テスト マネージャーでテストを実行

説明

resultObj = sltest.testmanager.run は、テスト マネージャーですべての Simulink® Test™ テスト ファイルを実行します。

resultObj = sltest.testmanager.run(Name,Value) は、1 つ以上の名前と値の引数で指定された追加オプションを使用します。

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この例では、sltest.testmanager.run を使用してテスト マネージャーでテスト ファイルを実行する方法を示します。シミュレーション テスト ケースは sldemo_autotrans モデルで実行されます。

モデルを開く

sldemo_autotrans

テスト ファイル、テスト スイート、テスト ケースを作成

tf = sltest.testmanager.TestFile("API Test File");
ts = createTestSuite(tf,"API Test Suite");
tc = createTestCase(ts,"simulation","Simulation Test Case");

既定のテスト スイートを削除

tsDel = getTestSuiteByName(tf,"New Test Suite 1");
remove(tsDel);

テスト対象システムをテスト ケースに割り当て

setProperty(tc,"Model","sldemo_autotrans");

テスト ファイルを実行してテスト結果を取得

ro = sltest.testmanager.run;

この例を Parallel Computing Toolbox で実行するには、代わりに以下を使用します。

ro = sltest.testmanager.run("Parallel", true)

テスト マネージャーを開いて結果を表示

sltest.testmanager.view

テスト マネージャーで結果を確認

[結果とアーティファクト] ペインに移動し、[結果] を展開します。

テスト マネージャーをクリア

sltest.testmanager.clear
sltest.testmanager.clearResults
sltest.testmanager.close

名前と値の引数

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オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

例: Parallel=true,Tags=["safety","regression"]

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

例: "Parallel",true,"Tags",["safety","regression"]

テストを Parallel Computing Toolbox™ または MATLAB® Parallel Server™ で実行するかどうかを指定します。このオプションには Parallel Computing Toolbox または MATLAB Parallel Server のライセンスがそれぞれ必要です。テストの並列実行は、parpool を使用して開始した対話型並列プールでのみ可能です。非対話型の並列プールでのテストの実行はサポートされていません。

例: "Parallel",true

データ型: logical

テスト マネージャーでのすべてのテスト ファイルの実行に使用するシミュレーション モード。"Normal""Accelerator""Rapid Accelerator""Software-in-the-Loop"、または "Processor-in-the-Loop" として指定します。この名前と値の引数を指定すると、テスト マネージャーで設定されているシミュレーション モードがこの設定でオーバーライドされます。テストを新しいモードで実行するときに、テストのパラメーターや設定を更新する必要はありません。

SimulationMode の値は次のようになります。

  • 等価性テストの両方のシミュレーションに適用されます。

  • テスト ケースのすべての反復に適用されます。

  • マルチリリース テストに適用されます。

  • ベースラインの取得には適用されません。

  • リアルタイム テストまたは MATLAB ベースの Simulink テストには適用されません。

SimulationMode"Software-in-the-Loop" または "Processor-in-the-Loop" に設定し、テスト マネージャーの [テスト対象システム] セクションで [SIL/PIL モードのモデル ブロックをノーマル モードにオーバーライド] を選択している場合、テスト マネージャーでのテストの実行には SimulationMode の値が使用されます。

例: "SimulationMode","Accelerator"

実行用のテスト タグを指定します。詳細については、タグを参照してください。

例: "Tags",["safety"]

例: "Tags",["safety","regression"]

データ型: cell | char | string

出力引数

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結果を取得する結果セット オブジェクト。sltest.testmanager.ResultSet オブジェクトとして返されます。

拡張機能

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バージョン履歴

R2015a で導入

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