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sltest.harness.set

テスト ハーネスのプロパティの変更

説明

sltest.harness.set(harnessOwner,harnessName,Name,Value) は、モデルまたはコンポーネントの harnessOwner によって所有されるテスト ハーネス harnessName のプロパティを変更します。1 つの Name,Value ペアの引数で指定します。

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この例では、sltest.harness.set を使用してテスト ハーネスの名前を変更する方法を示します。

テスト ハーネスの作成

f14 モデルを読み込み、Controller サブシステムのテスト ハーネスを作成します。

f14
sltest.harness.create('f14/Controller','Name','Harness1')
ans = struct with fields:
                    model: 'f14'
                     name: 'Harness1'
              description: ''
              ownerHandle: 345.0023
            ownerFullPath: 'f14/Controller'
                ownerType: 'Simulink.SubSystem'
         verificationMode: 'Normal'
           saveExternally: 0
            rebuildOnOpen: 0
         rebuildModelData: 0
      postRebuildCallback: ''
                graphical: 0
                  origSrc: 'Inport'
                 origSink: 'Outport'
      synchronizationMode: 'SyncOnOpenAndClose'
      existingBuildFolder: ''
    functionInterfaceName: ''

テスト ハーネス名の変更

名前を Harness1 から ControllerHarness に変更します。

sltest.harness.set('f14/Controller','Harness1','Name','ControllerHarness')

モデルを閉じる

close_system('f14',0)

入力引数

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モデルまたはコンポーネントのハンドルまたはパス。文字ベクトルまたは double として指定します。

例: 1.9500e+03

例: 'model_name'

例: 'model_name/Subsystem'

ハーネスの名前。文字ベクトルとして指定します。

例: 'harness_name'

名前と値の引数

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オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

例: 'Name','updated_harness' はハーネスの新しい名前 'updated_harness' を指定します。

ハーネスの新しい名前。'Name' および有効な MATLAB ファイル名で構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。

例: 'Name','new_harness_name'

ハーネスの新しい説明。'Description' および文字ベクトルで構成されるコンマ区切りのペアで指定します。

例: 'Description','An updated test harness'

テスト対象のコンポーネントがメイン モデルとテスト ハーネスを同期するタイミングを指定するオプション。サブシステム モデルのテスト ハーネスは基となるモデルと常に同期されます。

  • "SyncOnOpenAndClose" は、テスト ハーネスが開くとメイン モデルからテスト対象のコンポーネントをリビルドし、テスト ハーネスが閉じるとテスト対象のコンポーネントからメイン モデルに変更をプッシュします。

  • "SyncOnOpen" は、テスト ハーネスが開くと、メイン モデルからテスト対象のコンポーネントをリビルドします。テスト ハーネスが閉じるときに、テスト対象のコンポーネントからメイン モデルに変更をプッシュしません。

  • "SyncOnPushRebuildOnly" は、テスト ハーネス全体のリビルドまたはプッシュを手動で開始した場合にのみ、リビルドして変更をプッシュします。

詳細については、Synchronize Changes Between Test Harness and Modelを参照してください。

例: SynchronizationMode="SyncOnOpen"

ハーネスが開いたときにハーネスをリビルドするオプション。数値または logical 1 (true) または 0 (false) として指定します。

例: RebuildOnOpen=true

ソフトウェアインザループ (SIL) またはプロセッサインザループ (PIL) を使用して検証済みの既存の生成コードのメイン ビルド フォルダーへのパス。string または文字ベクトルとして指定します。ビルド フォルダーを指定すると、関数はそのフォルダー内の既存のコードを使用します。これにより、ハーネスの作成時間が短縮されます。ビルド フォルダーを指定しない場合、関数はコードを再生成します。複数のハーネスを作成する場合は ExistingBuildFolder は適用されません。sl_customization ファイルまたは sltest.harness.setHarnessCreateDefaults を使用してこのプロパティに既定値を設定することはできません。

例: ExistingBuildFolder="C:\TestMdl\SILHarness\Amplifier_ert_rtw"

テスト ハーネスのリビルド中にコンフィギュレーション セットおよびモデル ワークスペースのエントリが更新されるようにするオプション。数値または logical 1 (true) または 0 (false) として指定します。サブシステム モデルのテスト ハーネスの場合、このオプションは true に設定されています。

例: RebuildModelData=true

メイン モデルをコンパイルせずにハーネスをリビルドするオプション。最新のコンパイルからキャッシュされた情報を使用してテスト ハーネスのワークスペースが更新され、変換サブシステムは更新されません。'RebuildWithoutCompile'true または false で構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。

例: 'RebuildWithoutCompile',true

リビルド後コールバック関数を使用して、テスト ハーネスをカスタマイズします。リビルド後コールバック関数は、ハーネスのリビルド後に実行されます。詳細については、テスト ハーネスのカスタマイズを参照してください。

例: 'PostRebuildCallback','HarnessCustomization'

ハーネスに関連付ける関数インターフェイスの名前。string または文字ベクトルとして指定します。このオプションは、関数インターフェイスを持つ再利用可能なライブラリ コンポーネントにのみ適用されます。

例: 'FunctionInterfaceName','double_RLS'

バージョン履歴

R2015a で導入