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Detector

入力が true となる期間の検出と、出力タイプに基づく出力が true となる期間の作成

  • Detector block

ライブラリ:
Simulink Design Verifier / Temporal Operators

説明

このブロックは、入力信号が true になっている一定の連続するタイム ステップ数を検出し、選択された出力タイプに基づいて出力信号を構築します。Detector ブロックの説明に使用される用語は次のとおりです。

  • 信号の "true 期間" — 信号が true となる連続したタイム ステップ

  • 信号が true となる期間の "長さ" — true となる期間を構成するタイム ステップの数

  • "入力検出" 段階 — 入力が true となる期間で予想される長さの最終タイム ステップで完了する段階

  • "出力生成" 段階 — ブロックの出力タイプに基づく出力で、ブロックが true となる期間を構成する段階

  • "遅延期間" — 入力検出後の遅延のタイム ステップ数。この期間が経過すると、出力信号が true になります。

入力検出時、Detector ブロックは指定された 2 種類の出力タイプのいずれかに基づいて出力信号を生成します。

  • 一定の期間で遅延 — 入力検出が完了し、オプション遅延が経過した後、出力信号は固定されたタイム ステップ数に対して true になります。出力が true となる期間は、入力に依存しません。

  • 同期済み — 入力検出の最終タイム ステップで true となった出力は、入力信号が true である限り、true のままとなります。出力が true となる期間は可変で、入力が true である期間と同期しています。

端子

入力

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Detector ブロックの入力は boolean 型です。

データ型: Boolean

出力

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Detector ブロックの出力は boolean 型です。

データ型: Boolean

パラメーター

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外部 Boolean リセット信号によって、ブロックを入力検出の開始にリセットできるかどうかを指定します。

[一定の期間で遅延] (既定の設定) を選択して、オプションの遅延経過後に出力が true となる固定期間長を指定します。[同期済み] を選択して、出力が true となる期間を入力が true となる期間に同期させます。

入力検出が true となる期間長 (最小値は[1])。

[一定の期間で遅延] の場合、遅延期間長をオプションで指定します。この期間が経過すると、出力は true になります。

[一定の期間で遅延] の場合、出力が true となる期間長 (最小値は [1]) を指定します。

バージョン履歴

R2011a で導入