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整数オーバーフローで飽和カバレッジの収集

この例では、整数オーバーフローで飽和カバレッジを収集するようにモデルを構成する方法を説明します。

slvnvdemo_saturation_on_overflow_coverage モデルには、整数オーバーフローで飽和するように構成された Sum ブロックが 3 つ含まれています。このモデルは、1 つの Sum ブロックでは整数オーバーフローで完全な飽和カバレッジになり、その他 2 つのブロックでは不完全なカバレッジになる一連の入力を Test Unit サブシステムに供給するテスト ハーネスを使用します。

モデルに対する整数オーバーフローで飽和カバレッジの有効化

[モデル化] タブで、[モデル設定] をクリックします。[コンフィギュレーション パラメーター] ウィンドウで、左側のペインにある [カバレッジ] をクリックします。整数オーバーフローで飽和カバレッジを有効にするには、[カバレッジ メトリクス][その他のメトリクス] をクリックしてリストを展開します。[整数オーバーフローで飽和] メトリクスを選択します。このモデルは既に整数オーバーフローで飽和カバレッジを収集するように構成されています。

ブロックに対する整数オーバーフローで飽和の有効化

ブロックを整数オーバーフローで飽和カバレッジの対象とするには、ブロックを整数オーバーフローで飽和するように構成する必要があります。ブロック パラメーターを選択しない場合、そのブロックに対する整数オーバーフローで飽和カバレッジ解析はレポートされません。

たとえば、モデル例で、Test Unit サブシステムをダブルクリックし、"Controller" サブシステムをダブルクリックします。Sum ブロックのうち 1 つをダブルクリックし、その [ブロック パラメーター] ウィンドウを開きます。[信号属性] タブで [整数オーバーフローで飽和] ブロック パラメーターが選択されていることに注意してください。

モデルのシミュレーションとカバレッジ結果の確認

モデル内で [実行 (カバレッジ)] ボタンをクリックします。シミュレーションが完了すると [カバレッジの詳細] ペインが開き、カバレッジ レポートが表示されます。

緑色の Sum ブロックをクリックします。レポートから、飽和のオブジェクティブが 2 つのタイム ステップで true、1 つのタイム ステップで false であることがわかります。true の結果は、ブロックが整数オーバーフローのしきい値に達して飽和したことを示します。

赤色の Sum ブロックのうちの 1 つをクリックします。飽和の結果が 3 つのタイム ステップすべてで false であるため、このブロックが整数オーバーフローのしきい値に達することはなく、決して飽和しません。その結果、整数オーバーフローで飽和カバレッジは 50% とレポートされています。

参考

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