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カバレッジの有効化とメトリクスの選択
モデルのカバレッジ結果を解析する前に、カバレッジを有効にして、確認するカバレッジ メトリクスを決定する必要があります。
モデルを開く
slvnvdemo_powerwindow
モデルを開きます。slvnvdemo_powerwindow
モデルには、パワー ウィンドウ コントローラーおよび低次のプラント モデルが含まれます。コントローラーは、Stateflow® チャートで実装されます。
カバレッジ メトリクスの選択
[アプリ] タブで [カバレッジ アナライザー] を選択します。次に、[カバレッジ] タブで、[設定] をクリックして [コンフィギュレーション パラメーター] ウィンドウを開きます。左側のペインで、[カバレッジ] をクリックします。[カバレッジ解析を有効にする] を選択します。既定では、カバレッジ解析のスコープは [システム全体] に設定されています。特定の参照モデルまたはサブシステムのカバレッジ データを収集する場合は、望ましいカバレッジ スコープを選択し、[モデルを選択] または [サブシステムの選択] をクリックします。この例の場合、[システム全体] を選択します。
[構造カバレッジ レベル] パラメーターには次の 4 つの設定があります。
ブロックの実行
各ブロックがシミュレーション時に実行されたかどうかを示します。
判定
モデルの判定点を解析します。判定は、1 つ以上の入力信号でブロックの出力信号を判定するモデル内の場所です。
[判定]
カバレッジを選択すると、[ブロックの実行]
カバレッジも収集されます。条件判定
入力の論理的組み合わせを出力するブロックを解析します。条件は、論理演算子を含まない論理式です。
[条件判定]
カバレッジを選択すると、[ブロックの実行]
カバレッジも収集されます。改良条件判定カバレッジ (MCDC)
MCDC は条件判定カバレッジですが、各条件が判定結果に個々に影響しなければならない点が異なります。
[改良条件判定カバレッジ (MCDC)]
を選択すると、[条件判定]
および[ブロックの実行]
カバレッジも収集されます。
この例では、[構造カバレッジ レベル] を [改良条件判定カバレッジ (MCDC)]
に設定します。
高度なメトリクスを含むカバレッジ メトリクスの完全な一覧については、モデル カバレッジの種類を参照してください。
コマンド ライン情報
この例の手順はプログラムでも実行できます。sim
を Simulink.SimulationInput
オブジェクトとともに使用して、シミュレーション用のカバレッジ モデル パラメーターを設定します。
openExample('slcoverage/GetStartedWithSimulinkCoverageExample') modelName = 'slvnvdemo_powerwindow'; open_system(modelName) simIn = Simulink.SimulationInput(modelName); simIn = setModelParameter(simIn,'CovEnable','on'); simIn = setModelParameter(simIn,'CovScope','EntireSystem'); simIn = setModelParameter(simIn,'CovMetricStructuralLevel','MCDC'); simIn = setModelParameter(simIn,'CovSaveSingleToWorkspaceVar','on'); simIn = setModelParameter(simIn,'CovSaveName','covData');