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メトリクス結果の確認、進行状況の監視、問題の特定
Simulink® Check™ では、モデルベース デザイン アーティファクトのメトリクスを表示し、プロジェクトの現在のステータスを評価し、非準拠のメトリクス結果を特定して修正できます。メトリクス結果をプログラムにより収集したり、ダッシュボードを使用して可視化したりできます。また、レポートを保存してメトリクス結果をオフラインで確認できます。
ダッシュボードとメトリクス結果は、モデルの品質とプロジェクトの検証ステータスの概要を示します。詳細なメトリクス結果を使用し、業界標準やガイドラインに準拠していない特定のアーティファクトを特定します。ダッシュボードはメトリクス結果がまとめて表示されるため、進捗状況を追跡してギャップを特定できます。アーティファクトを更新、リファクタリング、修正する際は、ダッシュボードに戻り、非準拠のアーティファクトや要件ベースのテストのギャップの修正に向けた進捗状況を監視します。
ダッシュボード内のメトリクス結果
次の 3 つのタイプのダッシュボードがあります。
メトリクス ダッシュボード — 業界のガイドラインとカスタムのモデリング ガイドラインに照らし合わせて、モデルのステータスを評価するのに役立ちます。
モデル保守性ダッシュボード — プロジェクト内のモデルのサイズ、アーキテクチャ、複雑度を評価するのに役立ちます。
モデル テスト ダッシュボード — プロジェクト内のモデルに関連付けられたテスト アーティファクトを評価するのに役立ちます。
一般的なダッシュボードの結果の例、関連するダッシュボードとメトリクス、関連する例へのリンクを次の表に示します。
ダッシュボードの結果 | ダッシュボードとメトリクス | ガイドラインと標準 |
---|---|---|
モデリング標準およびガイドラインに準拠しているかを評価します。 | メトリクス ダッシュボードを使用してメトリクス結果を可視化するか、モデル メトリクスにより結果をプログラムで収集します。詳細については、以下を参照してください。
| メトリクス ダッシュボードを使用して、モデリング ガイドラインのチェックから準拠データを収集します。詳細については、準拠データの収集およびモデル アドバイザーでの結果の調査を参照してください。 既定では、ダッシュボードの [モデリング ガイドラインの準拠] セクションに、高信頼性チェックと MAAB モデル アドバイザー チェックの結果が表示されますが、メトリクス ダッシュボードをカスタマイズしてその他のグループのチェックの準拠問題を表示できます。詳細については、メトリクス ダッシュボードのレイアウトおよび機能のカスタマイズを参照してください。 |
既存のモデリング コンポーネントを再利用するためにライブラリの内容を使用しているモデルの部分、またはリファクタリングしてモデリング コンポーネントを再利用できる可能性があるモデルの部分を特定します。 | ||
カスタム モデル メトリクスを作成し、ダッシュボードでメトリクス結果を表示する方法をカスタマイズします。 | ||
プロジェクトに含まれる Simulink アーティファクト、Stateflow® アーティファクト、MATLAB® アーティファクトのアーキテクチャ全体を確認します。 | "モデル保守性ダッシュボード" を使用してメトリクス結果を可視化するか、モデル保守性メトリクスを使用して結果をプログラムで収集します。詳細については、以下を参照してください。
| モデルのサイズと複雑度を ISO 26262 に対して評価する |
設計の中で複雑度が高い部分を正確に特定します。 | ||
モデル、要件、テスト間の関係をトレースします。 | "モデル テスト ダッシュボード" を使用してメトリクス結果を可視化するか、モデル テスト メトリクスにより結果をプログラムで収集します。詳細については、以下を参照してください。
| 要件に基づくテストを ISO 26262 に対して評価する |
モデル テストの現在のステータスを表示し、テスト結果のギャップを特定します。 | ||
達成されたモデル カバレッジの全体を表示し、カバレッジのソースを監視します。 |