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メトリクス ダッシュボードを使用したモデリング クローンの特定
メトリクス ダッシュボード ツールを使用して、モデルの階層構造全体でクローンを特定することにより、サブシステムの再利用をしやすくできます。クローンとは、同一の MATLAB Function ブロック、同一の Stateflow® チャート、および同一のブロック タイプと接続をもつサブシステムです。クローンではパラメーター設定と値は異なってもかまいません。クローンをライブラリ ブロックへのリンクに置き換えるには、メトリクス ダッシュボードからクローン検出器アプリを開きます。
クローンの特定
モデル ex_clone_detection.
を開きます。
open_system('ex_clone_detection.slx')
ローカルの作業フォルダーに
ex_clone_detection.slx
モデルを保存します。[アプリ] タブでメトリクス ダッシュボードをクリックします。
メトリクス ダッシュボードで、[すべてのメトリクス] をクリックします。
[アーキテクチャ] セクションの [可能な再利用] 行の黄色のバーは、モデルにクローンが含まれることを示しています。パーセンテージは、クローンである Stateflow チャートおよび MATLAB Function ブロックを含むサブシステムの合計数の割合を示します。詳細を表示するには、黄色の棒をクリックします。
モデルには 3 つのクローン グループが含まれています。SS1
および SS4
はクローン グループ 1 の一部です。SS3
および SS5
はクローン グループ 2 の一部です。SS6
および SS7
はクローン グループ 3 の一部です。
クローンのライブラリ ブロックのリンクへの置き換え
[変換ツールを開く] をクリックしてクローン検出器アプリを開きます。クローン検出器アプリが開きます。アプリの詳細についてはクローン検出を使用したコンポーネント再利用の有効化を参照してください。
[クローンの置換] をクリックします。クローン検出器アプリは、クローンをライブラリ ブロックへのリンクに置き換えます。ライブラリ ブロックは [クローンを配置するライブラリ] パラメーターで指定されるライブラリにあります。このパラメーターは [クローンの結果] タブにあります。ライブラリは MATLAB® パス上に存在します。既定では、
newLibraryFile
という名前が付いています。
Simulink® Test™ ライセンスがある場合は、リファクタリングされたモデルと元のモデルの同一性を検証できます。[同一性のチェック] をクリックします。
リファクタリングされたモデルでのモデル メトリクスの実行
[メトリクス ダッシュボード] に移動します。
[すべてのメトリクス] をクリックします。
[アーキテクチャ] セクションの [実際の再利用] 行の青いバーは、モデル コンポーネントの 75% がライブラリ サブシステムへのリンクであることを示しています。[可能な再利用] 行は、モデルにはライブラリ ブロックへのリンクをもたないクローンが含まれていないことを示しています。