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モデルでのサブシステム ファイルの参照

サブシステムを SLX ファイルか MDL ファイルに保存して、モデルから参照することができます。このようなモデル化パターンは再利用性に役立ちます。slexSubsystemReferenceContextAdapting モデルを考えます。このモデルには同一のサブシステム ファイル slexTimesK.slx を参照する 2 つのサブシステムがあります。slexTimesK.slx サブシステムには Inport ブロック、Gain ブロック、および Outport ブロックが含まれており、モデル マスクを使用してマスクされます。変数 k を使用して値を渡すために、マスクに [Input for Gain] パラメーターが追加されます。このモデルは参照サブシステムの次の機能を示すために設定されます。

インスタンス固有のパラメーター化

参照サブシステムのインスタンスごとに異なるパラメーター値を指定できます。たとえば、ここでは Subsystem1 と Subsystem2 の [Input for Gain] パラメーターの入力値 (k) はそれぞれ 510 です。

インスタンス固有のデバッグ

この例では、サブシステムのインスタンスが 2 つあり、保存されたサブシステム ファイル slexTimesK を参照しています。各インスタンスは最上位モデルで独自の入力セットによって駆動します。参照サブシステムをデバッグする必要がある場合、各インスタンスを深く調べてエラーを探し、デバッグできます。

次元適応性

サブシステム参照時、最上位モデルは複数の次元を駆動できます。このモデルでは、Subsystem1 インスタンスは 1 次元信号によって駆動され、Subsystem2 インスタンスは 4 次元信号によって駆動されます。両方のインスタンスで、参照サブシステムが出力でそれぞれ 1 次元および 4 次元をもつことに適応するのを確認できます。

参考

サブシステム参照