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Simulink.ProtectedModel.createHarness

保護モデルのテスト用に分離された環境を提供するハーネス モデルの作成

R2020b 以降

説明

h = Simulink.ProtectedModel.createHarness(pname) は指定された保護モデルのハーネス モデルを作成して開きます。ハーネス モデルは保護モデルのテスト用に分離された環境を提供します。ハーネス モデルの名前は、保護モデルの名前の後に _harness が付いています。

h = Simulink.ProtectedModel.createHarness(pname,hname) はハーネス モデルの名前またはパスを指定します。

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分離された環境で保護モデルをテストするには、提供されたハーネス モデルを使用するか、保護モデル用のハーネス モデルを作成します。

sldemo_mdlref_counter.slxp という名前の保護モデルを受け取り、そのハーネス モデルは受け取らないと仮定します。保護モデルの作成に使用された同じプラットフォームを使用して、保護モデルのハーネス モデルを作成します。

h = Simulink.ProtectedModel.createHarness('sldemo_mdlref_counter.slxp');

The harness model has three input ports, an input conversion subsystem, the protected model, an output conversion subsystem, and one output port.

ハーネス モデルは、保護モデルのシミュレーションのために設定されます。

入力引数

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保護モデルの名前。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

名前は .slxp 拡張子をつけてもつけなくても指定できますが、絶対パスまたは部分パスを指定することはできません。ファイルは MATLAB® パス上になければなりません。

例: Simulink.ProtectedModel.createHarness('model.slxp')

データ型: char | string

作成されるハーネス モデルの名前。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

名前は .slx 拡張子をつけてもつけなくても指定できます。

特定の場所にモデルを保存するには、名前と拡張子を含む、ハーネス モデルの絶対パスまたは部分パスを指定します。そうしない場合、ハーネス モデルは作業ディレクトリに保存されます。

例: Simulink.ProtectedModel.createHarness('model.slxp','harness.slx')

データ型: char | string

出力引数

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ハーネス モデル。ハンドルとして返されます。

データ型: double

代替機能

Simulink® Coder™ または HDL Coder™ のライセンスをお持ちの場合は、次のいずれかのオプションを使用し、モデル保護プロセスの一環としてハーネス モデルを作成します。

  • [保護モデルの作成] ダイアログ ボックスで、[コンテンツ][保護モデル (.slxp) とプロジェクト内の依存関係] に設定するか、[保護モデル用にハーネス モデルを作成する] を選択する。

  • Simulink.ModelReference.protect (Simulink Coder) を使用して、'Project' または 'Harness'true に設定する。

ハーネス モデルをモデル保護プロセスの一環として作成する場合、より多くの情報をハーネス モデルに提供できます。この情報がないと、保護モデルのハーネス モデルを作成できない可能性があります。

バージョン履歴

R2020b で導入