Simulink.data.dictionary.setupWorkerCache
データ ディクショナリを使用した並列シミュレーションの有効化
説明
Simulink.data.dictionary.setupWorkerCache はデータ ディクショナリにリンクされたモデルをシミュレートするための並列プール内でワーカーを準備します。この関数を spmd (Parallel Computing Toolbox) ブロックで使用し、parfor (Parallel Computing Toolbox) ブロックを開始する前に並列プール内のワーカーに単一のデータ ディクショナリと安全にやり取りする方法を提供します。
データ ディクショナリにリンクされたモデルの並列シミュレーションの実行中に、各ワーカーは他のワーカーから独立してディクショナリ内のデータにアクセスし変更することができます。Simulink.data.dictionary.setupWorkerCache はプール内の各ワーカーに所有するデータ ディクショナリ キャッシュを一時的に提供し、ワーカーがディクショナリ内のデータを永久的に変更せずに使用できるようにします。
parfor (Parallel Computing Toolbox) ブロックを使用して並列シミュレーションを実行するには、Parallel Computing Toolbox™ ライセンスがなければなりません。
例
バージョン履歴
R2015a で導入
参考
spmd (Parallel Computing Toolbox) | parfor (Parallel Computing Toolbox) | Simulink.data.dictionary.cleanupWorkerCache
トピック
- プログラムによるディクショナリへのデータの格納
- データ ディクショナリとは
- 並列プールでのコードの実行 (Parallel Computing Toolbox)