Transfer Fcn ブロックによる線形化の改善
微分操作でのラプラス領域の伝達関数は以下のとおりです。
この方程式は、プロパーな伝達関数ではなく、状態空間表現をもちません。したがって、このブロックでの線形動作の近似にプロパーな 1 次伝達関数を使用することを明示的に指定しない限り、Simulink ソフトウェアは、0 の有効ゲインとしてこのブロックを線形化します。
線形化を改善するには、他のブロックに微分項を組み入れてみることもできます。たとえば、Transfer Fcn ブロックと直列の Derivative ブロックがある場合、次の形式の単一の Transfer Fcn ブロックを使用してみてください。
たとえば、この図のブロックの最初の部分はその下のブロックと置き換えることができます。