非正規数に対するシミュレーションの動作
説明
算術演算からの非正規結果に対する望ましい動作を指定します。非正規数は、その大きさが最小正規化浮動小数点数より小さい任意の非ゼロの数値です (realmin
を参照)。一部のハードウェア ターゲットは算術演算からの非正規結果をゼロにフラッシュします。この動作はパラメーターを [Flush-to-Zero (FTZ)]
に設定してエミュレートできます。
設定
既定の設定: 段階的アンダーフロー
段階的アンダーフロー
非正規数は算術演算からの結果で使用されます。この設定はすべてのシミュレーション モードでサポートされます。
Flush-to-Zero (FTZ)
非正規数の flush-to-zero 動作をエミュレートします。この設定は算術演算からの非正規結果をゼロにフラッシュします。この設定はノーマル モードのシミュレーション中はサポートされません。
ヒント
モデル参照システムでは、任意のシミュレーション モードで段階的アンダーフローを使用し、最上位モデルをシミュレーションできます。最上位モデルで参照されるモデルは、参照モデルのインスタンスがアクセラレータ シミュレーション モードを使用し、[非正規数に対するシミュレーションの動作] パラメーターが [Flush-to-Zero (FTZ)]
に設定されている場合にのみ flush-to-zero 動作をシミュレーションできます。
コマンド ライン情報
パラメーター: DenormalBehavior |
値: 'GradualUnderflow' | 'FlushToZero' |
既定の設定: 'GradualUnderflow' |
依存関係
このパラメーターには Fixed-Point Designer™ のライセンスが必要です。
関連するトピック
- 例外的な算術 (Fixed-Point Designer)