最大ステップ サイズ
説明
ソルバーが受け入れることのできる最大のタイム ステップを指定します。
カテゴリ: ソルバー
設定
既定の設定: auto
離散ソルバーの場合、既定値 (
auto
) はモデルの最短サンプル時間になります。連続ソルバーの場合、既定値 (
auto
) は開始時間と終了時間に基づいて決定されます。終了時間が開始時間と等しいかinf
の場合は、最大ステップ サイズとして0.2
秒が Simulink® によって選択されます。それ以外の場合は、最大ステップ サイズが次のように設定されます。Sine ソース ブロックおよび Signal Generator ソース ブロックについては、Simulink は最大ステップ サイズを次のヒューリスティックな手法で計算します。
ここで、 は、モデル内のこれらのブロックの最大周波数 (Hz) です。
ヒント
通常は、既定の設定の最大ステップ サイズで十分です。ソルバーによる重要な動作の取りこぼしが懸念される場合は、ソルバーのステップが大きくなりすぎないようにパラメーターの値を変更してください。
最大ステップ サイズは可変ステップ ソルバーのステップ サイズを決定します。
シミュレーションの期間が非常に長い場合、既定の設定のステップ サイズでは大きすぎて、ソルバーが解を見つけられない可能性があります。
モデルに周期的な動作またはほぼ周期的な動作が含まれており、期間がわかっている場合は、その期間の何分の 1 か (1/4 など) に最大ステップ サイズを設定します。
一般的に、出力点を増やすには、最大ステップ サイズではなくリファイン ファクターを変更します。
依存関係
このパラメーターは、ソルバーの [タイプ] が [可変ステップ]
に設定されている場合にのみ有効になります。
コマンド ライン情報
パラメーター: MaxStep |
型: 文字ベクトル |
値: 任意の有効な値 |
既定の設定: 'auto' |
推奨設定
アプリケーション | 設定 |
---|---|
デバッグ | 影響なし |
トレーサビリティ | 影響なし |
効率性 | 影響なし |
安全対策 | 影響なし |