アンダーフローの検出
固定小数点の定数のアンダーフローが起きたときに行う診断アクション
モデル コンフィギュレーション ペイン: [診断] / [型変換]
説明
[アンダーフローの検出] パラメーターは、シミュレーション中に固定小数点の定数のアンダーフローが起きたときに行う診断アクションを指定します。
依存関係
このパラメーターには Fixed-Point Designer™ のライセンスが必要です。
設定
なし
(既定値) | 警告
| エラー
なし
Simulink® ソフトウェアはいかなるアクションも実行しません。
警告
Simulink ソフトウェアが警告を表示します。
エラー
Simulink ソフトウェアはシミュレーションを終了し、エラー メッセージを表示します。
ヒント
この診断は、固定小数点定数 (正味の勾配と正味のバイアス) にのみ適用されます。
固定小数点定数アンダーフローは、理想値が小さすぎるために定数の理想値を表すために十分な精度がないデータ型の固定小数点定数が Simulink ソフトウェアで検出されたときに発生します。
固定小数点定数アンダーフローが発生した場合、理想値をデータ型にキャストすると固定小数点定数の値が 0 になるので、その理想と異なります。
推奨設定
アプリケーション | 設定 |
---|---|
デバッグ | 影響なし |
トレーサビリティ | 影響なし |
効率性 | 影響なし |
安全対策 | 影響なし |
プログラムでの使用
パラメーター: FixptConstUnderflowMsg |
値: 'none' | 'warning' | 'error' |
既定の設定: 'none' |
バージョン履歴
R2009b で導入
参考
トピック
- 正味の勾配と正味のバイアス精度の問題 (Fixed-Point Designer)
- モデル コンフィギュレーション パラメーター: 型変換の診断