Rotational Damper
機械回転システムの粘性ダンパー
ライブラリ
Mechanical Rotational Elements
説明
Rotational Damper ブロックは、次の方程式で記述される理想的な機械回転粘性ダンパーを表します。
ここで、
T | ダンパーを通じて伝達されるトルク |
D | 減衰 (粘性摩擦) 係数 |
ω | 相対角速度 |
ωR、ωC | それぞれ端子 R と端子 C の絶対角速度 |
このブロックの正方向は端子 R から端子 C です。これは、トルクは R から C の方向に作用する場合に正であることを意味します。
変数
シミュレーションの前にブロック変数の優先順位と初期ターゲット値を設定するには、ブロックのダイアログ ボックスまたはプロパティ インスペクターの [初期ターゲット] セクションを使用します。詳細については、ブロック変数の優先順位と初期ターゲットの設定を参照してください。
ノミナル値は、モデル内で予想される変数の大きさを指定する方法を提供します。ノミナル値に基づくシステムのスケーリングを使用すると、シミュレーションのロバスト性が向上します。ノミナル値はさまざまなソースから得られます。その 1 つがブロックのダイアログ ボックスまたはプロパティ インスペクターの [ノミナル値] セクションです。詳細については、ブロック変数のノミナル値の変更を参照してください。
パラメーター
- 減衰係数
減衰係数。粘性摩擦で定義されます。既定値は
0.001
N*m/(rad/s) です。
端子
このブロックには次の端子があります。
R
機械回転保存端子。
C
機械回転保存端子。
拡張機能
バージョン履歴
R2007a で導入