sigwin.rectwin クラス

名前空間: sigwin

箱型ウィンドウ オブジェクトの構築

説明

メモ

sigwin.rectwin の使用は推奨されていません。代わりに rectwin を使用してください。

sigwin.rectwin では、ウィンドウ法でのスペクトル解析や FIR フィルター処理に使用する、箱型ウィンドウ オブジェクトのハンドルが作成されます。オブジェクト メソッドにより、ウィンドウの値をワークスペースにインポートし、ASCII ファイルにエクスポートできます。

次の方程式は、長さ N の箱型ウィンドウを定義するものです。

$$w(n)=1,0\le n\le N-1$$

構築

H = sigwin.rectwin では、長さ 64 の箱型ウィンドウ オブジェクト H が返されます。

H = sigwin.rectwin(Length) では、長さ Length の箱型ウィンドウ オブジェクト H が返されます。Length は正の整数でなければなりません。Length に整数以外の正の値を入力すると、長さは最も近い整数に丸められます。Length に 1 を入力すると、1 という単一の値をもつウィンドウとなります。

プロパティ

Length

箱型ウィンドウの長さ。ウィンドウの長さは正の整数でなければなりません。Length に整数以外の正の値を入力すると、長さは最も近い整数に丸められます。Length に 1 を入力すると、1 という単一の値をもつウィンドウとなります。

メソッド

generate	箱型ウィンドウの生成
info	箱型ウィンドウ オブジェクトについての情報の表示
winwrite	箱型ウィンドウの ASCII ファイルへの保存

コピーのセマンティクス

ハンドル。コピーのセマンティクスがクラスの使用に及ぼす影響は、MATLAB^® の『プログラミングの基礎』にあるオブジェクトのコピーを参照してください。

例

箱型ウィンドウ

長さ N = 16 の箱型ウィンドウを生成します。その値を列ベクトルとして返します。ウィンドウ オブジェクトに関する情報が表示されます。ウィンドウを表示します。

H = sigwin.rectwin(16);

win = generate(H)

win = 16×1

     1
     1
     1
     1
     1
     1
     1
     1
     1
     1
     1
     1
     1
     1
     1
      ⋮

wininfo = info(H)

wininfo = 3×18 char array
    'Rectangular Window'
    '------------------'
    'Length  : 16      '

wvtool(H)

参考文献

Oppenheim, Alan V., and Ronald W. Schafer. Discrete-Time Signal Processing. Upper Saddle River, NJ: Prentice Hall, 1989.

参考

rectwin | window | WVTool

トピック

• クラスの属性
• プロパティの属性