最新のリリースでは、このページがまだ翻訳されていません。 このページの最新版は英語でご覧になれます。
N を法とする循環たたみ込み
c = cconv(a,b,n)
c = cconv(gpuArrayA,gpuArrayB,n)
循環たたみ込みは、2 つの離散フーリエ変換 (DFT) シーケンスのたたみ込みに使用します。長いシーケンスでは、循環たたみ込みの方が線形たたみ込みよりも速くなる場合があります。
c = cconv(a,b,n)
では、ベクトル a
および b
が巡回的にたたみ込まれます。ここで n
は、結果として返されるベクトルの長さです。n
を指定しないと、既定値の length(a)+length(b)-1
が使用されます。n = length(a)+length(b)-1
の場合、循環たたみ込みは、conv
を使用して計算した線形たたみ込みと等価になります。また、cconv
を使用して 2 つのシーケンスの循環相互相関を計算できます。
c = cconv(gpuArrayA,gpuArrayB,n)
は、gpuArray
クラスの入力ベクトルの循環たたみ込みを返します。gpuArray オブジェクトの詳細については、GPU での配列の確立 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。cconv
を gpuArray
オブジェクトと共に使用するには、Parallel Computing Toolbox™ ソフトウェアおよび CUDA 対応の NVIDIA GPU (Compute Capability 1.3 以上) が必要です。詳細は、GPU System Requirementsを参照してください。出力ベクトル c
は、gpuArray オブジェクトです。GPU を使用して循環たたみ込みを計算する例については、GPU を使用した循環たたみ込みを参照してください。
[1] Orfanidis, Sophocles J. Introduction to Signal Processing. Englewood Cliffs, NJ: Prentice-Hall, 1996, pp. 524–529.