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coder.descriptor.DataInterface クラス

名前空間: coder.descriptor

さまざまな種類のデータ インターフェイスに関する情報を返す

説明

coder.descriptor.DataInterface オブジェクトは、生成されたコードの指定されたデータ インターフェイスのさまざまなプロパティを示します。次のようなさまざまな種類のデータ インターフェイスがあります。

  • ルートレベルの Inport および Outport。モデルと外部モデルまたは外部システム間のデータ交換のためのインターフェイス。

  • パラメーター。ブロック、ルックアップ テーブル、および関連付けられたブレークポイント セット データを記述するローカルおよびグローバル パラメーター。

  • データ ストア。書き込みおよび読み取りが可能なグローバルな共有データを格納するリポジトリ。

  • 内部データ。DWork ベクトル、ブロック I/O、ゼロクロッシングを含む内部データ構造体。

作成

dataInterface = getDataInterfaces(codeDescObj, dataInterfaceName)coder.descriptor.DataInterface オブジェクトを作成します。codeDescObj オブジェクトは、関数 getCodeDescriptor を使用することで、モデル用に作成された coder.codedescriptor.CodeDescriptor オブジェクトです。

入力引数

すべて展開する

指定されたデータ インターフェイスの名前。

例: 'Inports'

データ型: string

プロパティ

すべて展開する

integerdoublematrix およびそのプロパティなどのデータに関連付けられているデータ型。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public

Simulink 識別子 (SID) は、Simulink がブロックに割り当てる、モデル内で一意な数字です。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public

関連付けられているグラフィカル エンティティの名前。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public

データ インターフェイスと対話するモデルのバリアント条件

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public

生成されたコード内のデータの実装方法の記述。このプロパティは、データ型やサイズなどの特性を示します。さらに、コード内でのデータへのアクセス方法やデータの宣言方法を示します。プロパティは、データが変数として宣言されるか、構造体メンバーとして宣言されるかを示します。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public

ランタイム環境でデータにアクセスするレート。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public

モデル コンポーネントの境界で信号に属性として指定された物理単位。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public

ブロック出力信号の有効な値の範囲。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public

制限

ビットフィールド データ構造体は、次のコンフィギュレーション パラメーターを選択すると生成されます。

  • boolean データをビットフィールドにパッキング

  • ステート構成を保存するためにビットセットを使用

  • boolean データを保存するためにビットセットを使用

coder.descriptor.DataInterface がビットフィールド データ構造体を表す場合、coder.descriptor.DataInterface オブジェクトの [実装] プロパティは空です。

すべて折りたたむ

  1. モデルを開きます。

    openExample(‘CustomCodeComments’)
  2. モデルをビルドします。

    slbuild('CustomCodeComments')
  3. 必要なモデルの coder.codedescriptor.CodeDescriptor オブジェクトを作成します。

    codeDescObj = coder.getCodeDescriptor('CustomCodeComments')
    
  4. 生成されたコードのすべてのデータ インターフェイスの種類のリストを返します。

    dataInterfaceTypes = getDataInterfaceTypes(codeDescObj)
        {'Inports'         }
        {'Outports'        }
        {'Parameters'      }
        {'ExternalParameterObjects'}
        {'InternalData'    }
  5. 生成されたコードの指定されたデータ インターフェイスのプロパティを返します。

    dataInterface = getDataInterfaces(codeDescObj, 'Inports')

    dataInterfacecoder.descriptor.DataInterface オブジェクトの配列です。配列の最初の位置にアクセスして、モデルの最初の Inport ブロックの詳細を取得します。

    dataInterface(1)
    プロパティをもつ最初の coder.descriptor.DataInterface オブジェクトが返されます。
                  Type: [1×1 coder.descriptor.types.Double]
                   SID: 'CustomCodeComments:1'
         GraphicalName: 'In1'
           VariantInfo: [0×0 coder.descriptor.VariantInfo]
        Implementation: [1×1 coder.descriptor.StructExpression]
                Timing: [1×1 coder.descriptor.TimingInterface]

バージョン履歴

R2018a で導入