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スタイル シートのスタイルの使用

スタイルは、ドキュメント オブジェクト (段落、テーブル、リストなど) の外観を定義する書式のコレクションです。テンプレートのスタイルを定義して名前を付けて、レポート プログラムで段落やテーブルなどのドキュメント要素にその名前を割り当てることができます。スタイルは、出力におけるドキュメント オブジェクトのレンダリング方法を決定します。

Word テンプレートには、スタイルを定義して、1 つのスタイル シート ("スタイル セット" とも呼ばれる) に一緒に属しているスタイルを保存できます。HTML テンプレートでは、カスケード スタイル シート (CSS) ファイルでスタイルを定義します。PDF ドキュメントについては、CSS のサブセットを使用して CSS ファイルでスタイルを定義します。PDF テンプレートでのスタイルの変更を参照してください。

レポート プログラムで StyleName プロパティを使用して、スタイル シートのスタイルをドキュメント オブジェクトに適用できます。このとき、次のワークフローを使用します。

  1. レポートで使用しているテンプレートで、スタイルを定義または変更します。

  2. DOM レポートで、スタイルが含まれたテンプレートを使用する Document オブジェクトを作成します。

  3. スタイルを使用して書式設定するオブジェクトに対して StyleName プロパティを設定し、テンプレートのスタイルの名前と一致させます。

たとえば、次のコードは Warning という名前のスタイルを段落オブジェクトに割り当てます。MyTemplate.dotx という名前の Word テンプレートで Warning スタイルを定義していると仮定します。Warning スタイルを DOM 段落オブジェクトに割り当てると、レポート生成時にこのテンプレートの Warning スタイルが段落に適用されます。

d = Document('MyDoc','docx','MyTemplate');
p = Paragraph('Use care when unplugging this device.');
p.StyleName = 'Warning';
append(d,p);
close(d);

ヒント

一部のドキュメント オブジェクト コンストラクターでは、StyleName プロパティの値を引数として指定できます。たとえば、次の段落は指定したテキストが含まれる段落にスタイル Warning を適用します。

p = Paragraph('Use care when unplugging this device','Warning');

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