書式プロパティの使用
ほとんどの PPT API プレゼンテーション オブジェクト (Paragraph オブジェクトなど) には、オブジェクトのコンテンツの書式を設定するために使用できるプロパティが含まれています。
ドット表記
PPT API オブジェクト プロパティを使用するには、ドット表記を使用します。ドット表記を使用するには、オブジェクト (オブジェクトを表す変数) の後にピリオドを続け、その後ろにプロパティ名を指定します。たとえば、Paragraph オブジェクト para1 を作成するとします。
par1 = Paragraph("My paragraph");para1 オブジェクトの Bold プロパティを指定するには、以下を使用します。
par1.Bold = true;
オブジェクトのプロパティの取得
作成するオブジェクトのすべてのプロパティを表示するには、MATLAB® で次のいずれかの方法を使用します。
オブジェクトの作成時にセミコロンを省略
オブジェクト名を入力
たとえば、Paragraph オブジェクト para1 のプロパティを表示します。
para1 = Paragraph("My paragraph")para1 =
Paragraph with properties:
Bold: []
FontColor: []
Italic: []
Strike: []
Subscript: []
Superscript: []
Underline: []
Level: []
Style: []
Children: [1x1 mlreportgen.ppt.Text]
Parent: []
Tag: 'ppt.Paragraph:22'
Id: '22'Bold プロパティなど、特定のプロパティの値を表示するには、セミコロンなしでドット表記を使用します。
par1 = Paragraph("My paragraph");
par1.Boldans =
[]オブジェクトのプロパティの設定
par1 = Paragraph("My paragraph"); par1.Bold = true;
オブジェクト コンストラクターを使用して、一部の PPT API オブジェクト プロパティを設定できます。他のプロパティは PPT API により設定されます。ほとんどの PPT API オブジェクトでは、コンストラクターで指定したプロパティの値を変更できます。また、追加のプロパティの値を指定することもできます。
オブジェクト プロパティの値を指定するにはドット表記を使用します。たとえば、para1 段落のテキストの既定を太字に設定するには、以下のようにします。
par1 = Paragraph("My paragraph");
par1.Bold = true;一部のプレゼンテーション オブジェクトでは、Style プロパティを使用して、そのオブジェクトの他のプロパティでは利用できない書式オプションを指定できます。たとえば、TableEntry オブジェクトには Bold プロパティがありません。しかし、TableEntry オブジェクトの Style プロパティを使用することで、TableEntry のテキストの既定として太字を指定できます。
te = TableEntry();
te.Style = {Bold(true)};