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回転機の特徴
回転機の特徴はギアボックス機構の諸側面を表現します。そこでは、1 つの主要シャフトが他の回転するギアを駆動します。システムは調和的に相互に関連しており、この相互の関連性によって、故障の検出だけでなく故障の原因の特定をも可能にするメトリクスが提供されます。
統計的な回転機の特徴は、本質的に [信号の統計] での統計的に対応する全般の特徴に類似しています。残りの特徴は文献の研究に由来するものであり、特定のタイプの故障を区別し切り分けるのに有効であると経験的に判断されたものです。
使用する信号
TSA 信号 — 時間同期平均化 (TSA) 信号は、回転機の特徴を計算するのに不可欠です。このオプションは読み取り専用です。この特徴オプションを選択する前に、変数ブラウザーまたは [時間領域の特徴] タブで TSA 信号を選択する必要があります。TSA 信号を生成するには、[フィルター処理と平均化] 、 [時間同期信号平均化] を使用します。
差分信号、規則的な信号 — これらのフィルター処理された TSA 信号は、回転機の特化したメトリクスについてのソースを提供します。これらの信号を生成するには [フィルター処理と平均化] 、 [TSA 信号のフィルター処理] を使用します。
TSA 信号を使用するメトリクス
平方根平均二乗 (RMS) — ギアボックスの全体的な状態の示唆
尖度 — 信号の主要なピークの示唆
Crest Factor (CF) — RMS に対するピークの比率であり、振動信号がインパルス特性を示す場合は特に、初期段階のギアの破損を示唆
差分信号を使用するメトリクス
尖度 (FM4) — ギアの噛み合いにおける限られた数の歯に分離された故障の検出
正規化された 6 次モーメント (M6A) — 回転機の部品の表面的な破損の示唆
正規化された 8 次モーメント (M8A) — 改善されたバージョンの
M6A
インジケーター
混合信号を使用するメトリクス
ゼロ次の性能指数 (FM0) — 重度の摩耗と歯の破損を示唆する、差分の標準偏差と規則的な信号との比率
エネルギー比 (ER) — ギアの複数の歯が破損している、重度の一様な摩耗の示唆
その他の情報
ソフトウェアは計算の結果を新しい特徴に格納します。この新しい特徴名には接尾辞 rotmac
をもつソース信号名が含まれています。
回転機を評価するためのこれらのメトリクスの使用の詳細については、ギア状態監視のための状態インジケーターを参照してください。特定の回転のメトリクスの詳細については、gearConditionMetrics
を参照してください。