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Eclipse での Polyspace as You Code 用チェッカーの構成

Eclipse® で Polyspace™ as You Code を使用して、欠陥とコーディング ルール違反をチェックできます。既定の解析では、既定の Polyspace Bug Finder™ の欠陥がチェックされます。その他の欠陥とコーディング ルール違反をチェックするには、Polyspace as You Code 拡張機能を構成します。

チェッカーを構成するには、既存の構成を再利用できます。あるいは、チェッカーを IDE で直接構成することもできます。Polyspace デスクトップおよびサーバーでの同等のワークフローについては、Polyspace Bug Finder 解析用のチェッカー構成の準備 (Polyspace Bug Finder)を参照してください。

利用できるリソースまたはアーティファクトに応じて、以下のいずれかの方法を使用して、Eclipse 用 Polyspace as You Code 拡張機能でチェッカーを構成します。

既存のチェッカー アクティベーション ファイルの使用

チェッカー アクティベーション ファイル (XML) またはユーザー定義のコーディング規約 (.pschk) を使用してチェッカーを構成できます。チェッカー アクティベーション ファイルにより、一連の Bug Finder の欠陥と外部コーディング ルールが有効になります。ユーザー定義のコーディング規約では、既存のコーディング規約がニーズに厳密に対応していない場合に、特にプロジェクトに関係するコーディング ルールを 1 つの規約にまとめることができます。これらのアーティファクトのいずれかがある場合は、[基本設定] ウィンドウでそのアーティファクトのパスを指定します。

  1. [構成] ペインで Settings をクリックして [基本設定] ウィンドウを開きます。

  2. [解析] ノードの [チェッカー ファイル] 設定に、チェッカー アクティベーション ファイルまたはユーザー定義のコーディング規約ファイルの絶対パスを入力します。

必要に応じてチェッカーの選択を変更できます。[構成] セクションで [チェッカーの構成] アイコン checkers settings をクリックして [チェッカーの選択] ウィンドウを開きます。チェッカーの選択を変更し、変更内容を保存します。[終了] をクリックしてウィンドウを閉じます。

プロジェクトからのチェッカー構成のインポート

Polyspace デスクトップ プロジェクト ファイル (.psprj) がある場合は、このファイルからチェッカー構成をインポートできます。コマンド ラインで、以下を入力します。

ps-migrate-checkers-selection -import-options-from-psprj PathToProject

  • コマンド ps-migrate-checkers-selection はフォルダー polyspaceroot\polyspace\bin\arch にあります。polyspaceroot は、使用している開発環境の Polyspace インストール フォルダーの場所であり、archwin64glnxa64maci64 のいずれかです。

  • PathToProject は Polyspace デスクトップ プロジェクトの絶対パスです。

コマンドの実行後に、Polyspace により、インポートされたチェッカー構成を使用してチェッカー アクティベーション ファイルが作成されます。このチェッカー アクティベーション ファイルは、.psprj ファイルと同じ場所の import という名前のサブフォルダーに格納されます。このチェッカー アクティベーション ファイルを [チェッカー ファイル] 設定で使用します。

あるいは、Polyspace Platform ユーザー インターフェイスで .psprj ファイルを開いて、この .psprj プロジェクト ファイルを .psprjx プロジェクト ファイルとしてインポートできます。Polyspace は .psprj ファイルのチェッカー構成を使用してチェッカー アクティベーション ファイルを作成します。チェッカー アクティベーション ファイルのパスを取得するには、[構成] に移動して [静的解析] タブを選択します。[欠陥とコーディング規約][チェッカー アクティベーション ファイル] にこのパスがあります。[チェッカー ファイル] 設定で、チェッカー アクティベーション ファイルのパスを指定します。

詳細は、Generate Build Options for Polyspace as You Code Analysis in Eclipseを参照してください。

チェッカー構成の作成

チェッカー アクティベーション ファイル (XML) がない場合は、[チェッカーの選択] ウィンドウを使用してこのファイルを作成できます。[チェッカーの選択] ウィンドウからユーザー定義のコーディング規約 (.pschk) を作成する操作はサポートされていません。独自のユーザー定義のコーディング規約を作成する方法の詳細については、Create User-Defined Coding Standard by Using Polyspace Bug Finder Checkers (Polyspace Bug Finder)を参照してください。

  1. [チェッカーの選択] ウィンドウを開くには、[構成] ペインで [チェッカーの構成] アイコン checkers settings を選択します。

    Polyspace Checkers selection interface

  2. [チェッカーの選択] ウィンドウで、有効にするチェッカーを選択します。また、事前定義された欠陥チェッカー カテゴリを有効にすることもできます ([すべて][既定][高][中][低] など)。影響度による欠陥の分類 (Polyspace Bug Finder)を参照してください。同様に、規約によって定義されているコーディング ルールの事前定義済みセットを有効にすることもできます。

    • [Guidelines][Software Complexity] チェッカーを選択する場合、それぞれのしきい値をレビューします。既定のしきい値が許容できない場合、[しきい値] 列で適切なしきい値を指定します。ガイドラインをチェック (-guidelines) (Polyspace Bug Finder) を参照してください。

    • [カスタム] ルールを選択した場合、ルールの [パターン] および [規則] をレビューします。カスタム ルールのチェック (-custom-rules) (Polyspace Bug Finder) を参照してください。

    • 独自の分類タグを使用して Bug Finder の欠陥またはコーディング ルール チェッカーを分類する場合は、[チェッカーの選択] ウィンドウの [コメント] 列にテキストを入力します。Polyspace では、デスクトップ インターフェイス、Polyspace Access™、または Polyspace as You Code プラグインで結果を確認するときに、入力したそのテキストが [結果の詳細] ペインおよび (使用できる場合は) [結果のリスト][詳細] 列に表示されます。

      メモ

      [チェッカーの選択] ウィンドウで入力するカスタム テキストは、以下では省略されます。

      • 生成されるレポート。

      • Polyspace デスクトップ インターフェイス (Polyspace Access から結果を開く場合)。この制限は Bug Finder チェッカーにのみ適用されます。

  3. [変更の保存] をクリックして、再利用可能なチェッカー アクティベーション ファイルとして選択を保存します。[終了] をクリックしてウィンドウを閉じます。

後で、[チェッカー ファイル] の入力として、このチェッカー アクティベーション ファイルを再利用できます。

チェック動作の変更

Bug Finder 欠陥チェッカーとコーディング ルールの既定の動作を変更するには、解析オプションを使用します。チェッカーの既定の動作を変更する解析オプションのリストについては、Bug Finder チェッカーの既定の動作の変更 (Polyspace Bug Finder)を参照してください。

Polyspace as You Code で解析オプションを指定するには、次のようにします。

  • [その他の解析オプション ファイル] フィールドで指定されたオプション ファイルで解析オプションを追加します。この設定は [基本設定] ウィンドウの [解析] ノードにあります。各行に 1 つの解析オプションがあるテキスト ファイルのパスを指定します。たとえば、解析オプション -code-behavior-specifications (Polyspace Bug Finder) および[有効な boolean 型] (-boolean-types) (Polyspace Bug Finder) を追加するには、オプション ファイルで次の行を追加します。

    -code-behavior-specifications file1
    -boolean-types boolean1_t,boolean2_t
    ここで、file1 はコード動作仕様ファイル (XML) であり、boolean1_t,boolean2_t は boolean 型です。

  • オプション ファイルがない場合は、必要なオプションが入ったオプション ファイルを作成してください。新しいオプション ファイルのパスを [その他の解析オプション ファイル] フィールドに指定します。Polyspace 解析のオプション ファイル (Polyspace Bug Finder)を参照してください。

参考

トピック