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mpiLibConf

    説明

    [primaryLib,extras] = mpiLibConf は、通信ジョブで使用されるメッセージ パッシング インターフェイス (MPI) 実装ライブラリを返します。primaryLib は MPI エントリ ポイントを含む共有ライブラリ ファイルの名前です。extras は MPI ライブラリに必要な他のライブラリの名前を指定します。

    この関数は、サードパーティ製スケジューラのみをサポートします。

    代替の MPI 実装を指定するには、名前が mpiLibConf で拡張子 .m をもつファイルを作成し、MATLAB® パス上に配置します。推奨される場所は matlabroot/toolbox/parallel/user です。mpiLibConf ファイルは、クラスター ワーカーのパスにおいて matlabroot/toolbox/parallel/mpi より上位になければなりません。この目的で mpiLibConf をファイルの依存関係として設定しても機能しません。mpiLibConf ファイルを配置したら、MATLAB コマンド ウィンドウで次のコマンドを実行して、ツールボックス パス キャッシュを更新します。

    rehash toolboxcache

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    関数 mpiLibConf を使用して、通信ジョブ用の現在の MPI 実装ライブラリを表示します。

    [primaryLib,extras] = mpiLibConf
    primaryLib =
        'mpich2nemesis.dll'
    extras =
      0×0 empty cell array

    出力引数

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    通信ジョブで使用するプライマリ MPI 実装ライブラリの名前。文字ベクトルとして返されます。

    データ型: char

    プライマリ MPI ライブラリに必要な他のライブラリの名前。文字ベクトルの cell 配列として返されます。

    データ型: cell

    ヒント

    MPI ライブラリはすべての MPI-1 関数をサポートしなければなりません。また、MPI-2 標準の 4.2 節に規定されているように、MPI_Init の null 引数もサポートしなければなりません。さらに、MPICH2 と完全な互換性をもつ mpi.h ヘッダー ファイルも使用しなければなりません。

    ワーカーの起動には、使用している MPI ライブラリに対応する mpiexec のバージョンを使用する必要があります。また、多くの場合、mpiexec を呼び出す前に、対応するプロセス管理デーモンをクラスターで起動する必要があります。

    バージョン履歴

    R2006a より前に導入