reset

Rate オブジェクトのリセット

構文

reset(rate)

説明

reset(rate) は Rate オブジェクトの状態をリセットします。これには経過時間や、前の期間に関するすべての統計が含まれます。reset は、複数の連続するループを同じレートで実行する場合、またはオブジェクトをループの実行より前に作成する場合に便利です。

入力引数

rate — Rate オブジェクト

ハンドル

Rate オブジェクト。ハンドルとして指定します。このオブジェクトには、目的のレートについての情報や、実行に関するその他の情報が格納されています。詳細については、rateControl を参照してください。

例

固定レートでのループの実行と Rate オブジェクトのリセット

20 Hz で実行される rateControl オブジェクトを作成します。

r = rateControl(2);

Rate オブジェクトを使用してループと制御の操作を開始します。

for i = 1:30
    % Your code goes here
    waitfor(r);
end

ループ操作後の rateControl オブジェクトのプロパティを表示します。

disp(r)

  rateControl with properties:

         DesiredRate: 2
       DesiredPeriod: 0.5000
       OverrunAction: 'slip'
    TotalElapsedTime: 15.0181
          LastPeriod: 0.5000

オブジェクトをリセットして時間統計を再開します。

reset(r);
disp(r)

  rateControl with properties:

         DesiredRate: 2
       DesiredPeriod: 0.5000
       OverrunAction: 'slip'
    TotalElapsedTime: 0.0075
          LastPeriod: NaN

バージョン履歴

R2016a で導入

参考

rateControl | waitfor

トピック

• Execute Code at a Fixed-Rate