magparams
磁力計センサー パラメーター
説明
magparams
クラスは、磁力計センサー パラメーター オブジェクトを作成します。imuSensor
で IMU をシミュレートするときに、このオブジェクトを使用して磁力計をモデル化できます。magparams
モデル化の詳細については、imuSensor
のAlgorithmsのセクションを参照してください。
作成
説明
は、理想的な磁力計センサー パラメーター オブジェクトを既定値で返します。params
= magarams
は、1 つ以上の params
= magparams(Name,Value
)Name,Value
のペアの引数を使用して magparams
オブジェクトのプロパティを構成します。Name
はプロパティ名で、Value
は対応する値です。Name
は一重引用符 (''
) で囲む必要があります。名前と値のペアの引数を複数、任意の順序で、Name1,Value1,...,NameN,ValueN
のように指定できます。指定されていないプロパティはすべて既定値を取ります。
プロパティ
MeasurementRange
— センサーの最大読み取り値 (μT)
Inf
(既定値) | 実数の正のスカラー
センサーの最大読み取り値 (μT 単位)。実数の正のスカラーとして指定します。
データ型: single
| double
Resolution
— センサー測定の分解能 (μT/LSB)
0
(既定値) | 実数の非負のスカラー
センサー測定の分解能 (μT/LSB 単位)。実数の非負のスカラーとして指定します。ここで、LSB は最下位ビットの頭字語です。
データ型: single
| double
ConstantBias
— 定数のセンサー オフセット バイアス (μT)
[0 0 0]
(既定値) | 実数のスカラー | 実数の 3 要素行ベクトル
定数のセンサー オフセット バイアス (μT 単位)。実数のスカラーまたは 3 要素行ベクトルとして指定します。任意のスカラー入力は、各要素が入力スカラー値をもつ実数の 3 要素行ベクトルに変換されます。
データ型: single
| double
AxesMisalignment
— センサーの座標軸のせん断変形 (%)
diag([100 100 100])
(既定値) | スカラー | 3 要素行ベクトル | 3 行 3 列の行列
センサーの座標軸のせん断変形 (パーセント単位)。スカラー、3 要素行ベクトル、または 3 行 3 列の行列として指定します。行列の対角要素では、各座標軸のずれの影響が考慮されます。非対角要素では、座標軸間のずれの影響が考慮されます。測定された状態 vmeasure は、真の状態 vtrue から、ずれ行列を介して次のように取得されます。
このプロパティをスカラーとして指定すると、行列の非対角要素はすべて指定したスカラーの値を取り、対角要素はすべて 100 となる。
このプロパティをベクトル [a b c] として指定すると、m21 = m31 = a、m12 = m32 = b、m13 = m23 = c となる。対角要素はすべて 100。
データ型: single
| double
NoiseDensity
— センサー ノイズのパワー スペクトル密度 (μT/√Hz)
[0 0 0]
(既定値) | 実数のスカラー | 実数の 3 要素行ベクトル
センサー ノイズのパワー スペクトル密度 (μT/√Hz 単位)。実数のスカラーまたは 3 要素行ベクトルとして指定します。任意のスカラー入力は、各要素が入力スカラー値をもつ実数の 3 要素行ベクトルに変換されます。
データ型: single
| double
BiasInstabilityCoefficients
— バイアス不安定性ノイズ生成用のフィルター係数
fractalcoef
(既定値) | 構造体
バイアス不安定性ノイズ生成用のフィルター係数。構造体として指定します。この構造体には次のフィールドが含まれます。
Numerator
— 分子係数。実数値ベクトルとして指定します。Denominator
— 分母係数。実数値ベクトルとして指定します。
フラクタル ノイズの係数を指定するには、関数 fractalcoef
(Sensor Fusion and Tracking Toolbox) を使用します。
例: struct(Numerator=1,Denominator=[1 -0.5])
データ型: struct
BiasInstability
— バイアス オフセットの不安定性 (μT)
[0 0 0]
(既定値) | 実数のスカラー | 実数の 3 要素行ベクトル
バイアス オフセットの不安定性 (μT 単位)。実数のスカラーまたは 3 要素行ベクトルとして指定します。任意のスカラー入力は、各要素が入力スカラー値をもつ実数の 3 要素行ベクトルに変換されます。
データ型: single
| double
RandomWalk
— センサーの合成ホワイト ノイズ (μT/√Hz)
[0 0 0]
(既定値) | 実数のスカラー | 実数の 3 要素行ベクトル
センサーの合成ホワイト ノイズ (μT/√Hz 単位)。実数のスカラーまたは 3 要素行ベクトルとして指定します。任意のスカラー入力は、各要素が入力スカラー値をもつ実数の 3 要素行ベクトルに変換されます。
データ型: single
| double
NoiseType
— ランダム ノイズのタイプ
"double-sided"
(既定値) | "single-sided"
ランダム ノイズのタイプ。以下として指定します。
"double-sided"
— ランダム ノイズ係数のスケール係数は 2 です。"single-sided"
— ランダム ノイズ係数のスケール係数は 1 です。
データ型: char
| string
TemperatureBias
— 温度によるセンサー バイアス (μT/℃)
[0 0 0]
(既定値) | 実数のスカラー | 実数の 3 要素行ベクトル
温度によるセンサー バイアス (μT/℃ 単位)。実数のスカラーまたは 3 要素行ベクトルとして指定します。任意のスカラー入力は、各要素が入力スカラー値をもつ実数の 3 要素行ベクトルに変換されます。
データ型: single
| double
TemperatureScaleFactor
— 温度によるスケール係数誤差 (%/℃)
[0 0 0]
(既定値) | 範囲 [0,100] の実数のスカラー | 範囲 [0,100] の実数の 3 要素行ベクトル
温度によるスケール係数誤差 (%/℃ 単位)。0 ~ 100 の範囲の値をもつ実数のスカラーまたは 3 要素行ベクトルとして指定します。任意のスカラー入力は、各要素が入力スカラー値をもつ実数の 3 要素行ベクトルに変換されます。
データ型: single
| double
例
定常入力から磁力計データを生成
imuSensor オブジェクトの磁力計データを、定常入力から生成します。
センサーの最大読み取り値が 1200 で分解能が 0.1 の磁力計パラメーター オブジェクトを生成します。定数オフセット バイアスは 1 です。センサーのパワー スペクトル密度は です。温度によるバイアスは [0.8 0.8 2.4] です。温度によるスケール係数誤差は 0.1 % です。
params = magparams('MeasurementRange',1200,'Resolution',0.1,'ConstantBias',1,'NoiseDensity',[0.6 0.6 0.9]/sqrt(100),'TemperatureBias',[0.8 0.8 2.4],'TemperatureScaleFactor',0.1);
100 Hz のサンプル レートを 1000 個のサンプルにわたり使用します。磁力計パラメーター オブジェクトを使用して、imuSensor オブジェクトを作成します。
Fs = 100; numSamples = 1000; t = 0:1/Fs:(numSamples-1)/Fs; imu = imuSensor('accel-mag','SampleRate', Fs, 'Magnetometer', params);
imuSensor オブジェクトから磁力計データを生成します。
orient = quaternion.ones(numSamples, 1); acc = zeros(numSamples, 3); angvel = zeros(numSamples, 3); [~, magData] = imu(acc, angvel, orient);
結果の磁力計データをプロットします。
plot(t, magData) title('Magnetometer') xlabel('s') ylabel('\mu T')
拡張機能
C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
バージョン履歴
R2018b で導入
参考
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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