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PMSM ブロックとモーター パラメーターを使用したプラント モデルの設計

Motor Control Blockset™ の表面 PMSM ブロックまたは埋込 PMSM ブロックを使用してプラント モデルを作成するには、次の 2 つの方法があります。

  • Motor Control Blockset を使用してモーター パラメーターを推定し、PMSM モーター ブロックを含む Simulink® モデルを開く (推定されたパラメーターが自動入力される):

    Motor Control Blockset パラメーター推定ワークフローでは、モーターに対して一連のテストを実行してモーター パラメーターを特定できます。詳細については、Estimate PMSM Parameters Using Recommended Hardwareを参照してください。モーター パラメーターが正常に推定されたら、パラメーター推定のホスト モデルで [モデルを開く] をクリックします。推定されたモーター パラメーターで Interior PMSM ブロックが更新された新しいモデルが開きます。

  • 新しいモデルを作成し、Motor Control Blockset ライブラリから PMSM モーター ブロックを手動で追加する:

    新しい Simulink モデルを作成し、Simulink ライブラリ ブラウザーで Motor Control Blockset ライブラリから Surface Mount PMSM ブロックを追加します。ブロック マスクを開き、モーター パラメーターを手動で入力します。これらのパラメーターは以下を使用して取得できます。

    Surface Mount PMSM ブロックで、[シミュレーション タイプ] パラメーターを [離散][サンプル時間 (Ts)] パラメーターを 25e-6 (制御周波数の半分) に設定します。離散シミュレーションによってシミュレーション速度が向上します。

    使用可能なパラメーターが MAT ファイルにある場合は、[ブロック パラメーター] ダイアログで [参照] ボタンをクリックして MAT ファイルを見つけ、[ファイルから読み込み] をクリックしてパラメーターを読み込みます。

    参考として、既定のモーター パラメーターを含むファイルが <matlabroot>\toolbox\autoblks\autoblksshared\mcbtemplates の場所にあります。

    Surface Mount PMSM の [ブロック パラメーター] ダイアログで、モーター パラメーターをワークスペース変数として表し、モデル初期化スクリプト (M スクリプト) を使用してモデル初期化コールバックでこれらの変数を自動的に更新することもできます。参考として、いくつかの市販モーターのパラメーターがファイル mcb_SetPMSMMotorParameter.m にあります。この M スクリプト ファイルの詳細については、Estimate Control Gains and Use Utility Functionsを参照してください。