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関数ベースの問題の作成

受講者が MATLAB のコーディング スキルを習得できるように、関数を使用して受講者に解決させる問題を作成できます。スクリプトベースの問題を作成する際、追加のヘルプが必要な場合は、MATLAB Grader の疑問符アイコン をクリックするか、関数ベースの問題の例を参照してください。

メモ

いつでも、[他の問題を選択] をクリックして下書きを破棄し、[問題を追加] をクリックして新たに選択できます。

関数ベースの問題の作成

1. 受講者向けにタイトルと詳細な問題の説明を作成します。書式設定されたテキスト、数式、リンク、イメージを含めることができます。

   入力変数の数と型、正しい出力の数と型を明確に定義します。使用する値または測定値の型について具体的に指定します (たとえば、摂氏やメートル法での値)。

2. [参照ファイル] で、模範解答、受講者の解答、評価テストで使用できるデータとコード ファイルを指定します。

3. [問題のタイプ] を [関数] に設定します。

4. [模範解答] は、講師の解答です。この解答を受講者が見ることはできません。模範解答を評価テストで使用して、自分の解答と受講者の解答を比較できます。

5. 受講者をサポートするために模範解答の一部を使用したい場合、受講者用テンプレートに入力します。このテンプレートには、受講者が解答を作成する際に提供するコードが含まれています。学習開始をサポートするため、どの程度コードを提供するかを決定します。

   受講者が解答を編集できないように、特定の行をロックすることができます。行をロックするには、行の横にあるロック アイコンを選択します。ドラッグして範囲指定した行をロックすることもできます。行のロックを解除するには、ロック アイコンを再度選択します。

6. 受講者は自分の関数を評価のために提出する前に、その関数を実行することができます。受講者が解答をテストできるように、サンプルの入力と受講者の関数を呼び出すコードを提供できます。[関数の呼び出し方法] にコードを入力します。コードは、受講者ビューに表示されている [関数を呼び出すコード] というラベルの付いたボックスに表示されます。

7. コンテンツの実際の表示を確認するには、[受講者の環境でのプレビュー] をクリックします。プレビュー領域には、受講者に表示される画面が表示されます。

8. [下書きとして保存] をクリックします。下書きモードの場合、受講者が問題を見ることはできません。講師は、下書きモードのまま引き続きこの問題を編集できます。

9. 問題に対する 1 つ以上の評価テストを作成します。関数ベースの受講者の解答に対する評価の作成を参照してください。

10. 解答を検証します。

11. 問題が完成したら、[最終版として保存] をクリックします。または、[下書きとして保存] をクリックして、公開する前に問題の作成作業を続行します。

    公開後に受講者ビューから問題を削除する場合は、[下書きに設定] をクリックします。

関数ベースの問題の例

この例では、受講者は直角三角形の 2 つの非斜辺に対応する対角 (つまり鋭角) を算出する必要があります。この問題で使用する参照ファイルはありません。

1. タイトルと問題の説明を作成します。ツール バーを使用してテキストの書式を設定します。

   

2. [問題のタイプ] を [関数] に設定します。

   

3. [模範解答] に、問題に対する解答を入力します。

   

4. MATLAB^® Grader™ によって、模範解答が [受講者用テンプレート] に入力されます。変数の値や計算など、受講者が作成しなければならないコードはすべて削除できます。

   

   受講者による変更を許可しないコード行をロックするには、ロック アイコンをクリックします。

5. [関数の呼び出し方法] に、サンプルの入力と関数の呼び出しを入力します。

   

6. [受講者の環境でのプレビュー] をクリックします。問題の表示を確認し、調整します。

7. 問題に対する評価テストを作成します。関数ベースの受講者の解答に対する評価の作成を参照してください。

8. [下書きとして保存] をクリックすると、いつでも作業を保存できます。

9. 問題の作成が完了したら、[最終版として保存] をクリックします。

関連するトピック

• 受講者の解答のテスト
• 関数ベースの受講者の解答に対する評価の作成