writelines
説明
writelines(
は、1 つ以上の名前と値の引数を使用してオプションを指定します。たとえば、テキストを既存のファイルに追加したり、行末の文字を指定したり、文字エンコード スキームを指定したりできます。lines
,filename
,Name=Value
)
例
ローカル ファイルへのテキストの書き込み
現在のディレクトリ内の新しいファイルにテキスト "Example String" を書き込みます。
writelines("Example String","temp.txt")
新しいファイルの内容を表示します。
type temp.txt
Example String
既存のファイルへのテキストの追加
既存のファイルに文字列を追加します。
lines = "New Content 456"; filename = "C:\Users\asato3\Desktop\original_file.txt"; writelines(lines,filename,WriteMode="append")
追加後のファイルの内容を表示します。
type C:\Users\asato3\Desktop\original_file.txt
Original Content 123 New Content 456
入力引数
lines
— 書き込むテキスト
string 配列 | 文字ベクトル | 文字ベクトルの cell 配列
書き込むテキスト。string 配列、文字ベクトル、または文字ベクトルの cell 配列として指定します。配列の各要素が別々の行としてファイルに書き込まれます。
例: "Sample text"
例: ["String1","String2","String3"]
filename
— ファイル名
string スカラー | 文字ベクトル
ファイル名。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。データの行の書き込み先を指定するために使用します。ファイルの場所に応じて、filename
は次のいずれかの形式にできます。
場所 | 形式 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
現在のフォルダー、または MATLAB® パス上のフォルダー | ファイル名を 例: | ||||||||
フォルダー内のファイル | ファイルが現在のフォルダーまたは MATLAB パス上のフォルダーにない場合は、 例: 例: | ||||||||
インターネット URL | ファイルをインターネットの Uniform Resource Locator (URL) として指定する場合、 例: | ||||||||
リモートの場所 | リモートの場所に保存されたファイルの場合、
リモートの場所に基づいて、
詳細については、リモート データの操作を参照してください。 例: |
例: writelines("Sample string","temp.txt")
は、現在のフォルダー内のファイルに書き込みます。
例: writelines("Sample string","s3://bucketname/path_to_file/temp.txt")
は、Amazon S3 の URL にあるファイルに書き込みます。
名前と値の引数
引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN
として指定します。ここで Name
は引数名で、Value
は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後になければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。
R2021a より前では、コンマを使用してそれぞれの名前と値を区切り、Name
を引用符で囲みます。
例: writelines(lines,filename,WriteMode="append")
は、既存のファイルにデータを追加します。
LineEnding
— 行末の文字
string スカラー | 文字ベクトル
行末の文字。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。既定値はシステムによって異なり、Windows® では "\r\n"
、UNIX® と macOS では "\n"
です。
例: LineEnding="\n"
例: LineEnding="\r\n"
Encoding
— 文字エンコード スキーム
"system"
(既定値) | "UTF-8"
| "ISO-8859-1"
| "windows-1251"
| "windows-1252"
| ...
ファイルに関連付けられた文字エンコード スキーム。"system"
または次の表の値のいずれかとして指定します。既定値は "system"
であり、システムの既定のエンコードを使用してファイルを書き込みます。
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例: Encoding="system"
はシステムの既定のエンコードを使用します。
WriteMode
— 書き込みモード
"overwrite"
(既定値) | "append"
書き込みモード。"overwrite"
または "append"
として指定します。既存のファイルに対して、"overwrite"
はファイルを上書きし、"append"
はデータをファイルに追加します。
例: WriteMode="append"
TrailingLineEndingRule
— 末尾の行末の処理方法
"auto"
(既定値) | "always"
| "never"
ファイル内の末尾の行末の処理方法。"auto"
、"always"
、または "never"
として指定します。
"auto"
– ファイルの最後に末尾の行末を付けます。テキストにない場合は追加の行を付加します。"always"
– ファイルに行末を常に追加します。"never"
– ファイルに行末を追加しません。
例: TrailingLineEndingRule="always"
バージョン履歴
R2022a で導入
参考
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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