readlines
説明
S = readlines(
は、1 つ以上の名前と値のペアの引数で指定された追加のオプションを使用して、ファイルから string 配列を作成します。たとえば、filename
,Name,Value
)'EmptyLineRule','skip'
は空行をスキップします。
例
テキスト ファイルから string 配列を作成
テキスト ファイルの各行を別々の string として読み取り、4 行 1 列の string 配列を作成します。
lines = readlines("badpoem.txt")
lines = 4x1 string
"Oranges and lemons,"
"Pineapples and tea."
"Orangutans and monkeys,"
"Dragonflys or fleas."
テキスト ファイル内の空行を無視
ファイル capital_cities.txt
の内容を表示します。
type 'capital_cities.txt'
Boston, Massachusetts Albany, New York Sacramento, California Columbus, Ohio Santa Fe, New Mexico
capital_cities.txt
の読み取り中、空行をスキップして、5 行 1 列の string 配列を作成します。配列には、入力に含まれている空白文字はそのまま残りますが、空行はなくなります。
lines = readlines("capital_cities.txt","EmptyLineRule","skip")
lines = 5x1 string
" Boston, Massachusetts"
"Albany, New York"
" Sacramento, California"
"Columbus, Ohio"
" Santa Fe, New Mexico"
テキストの周囲の空白を削除
ファイル capital_cities.txt
の内容を表示します。
type 'capital_cities.txt'
Boston, Massachusetts Albany, New York Sacramento, California Columbus, Ohio Santa Fe, New Mexico
テキストの各行の前にある空白を削除するには、'WhitespaceRule'
の値を 'trimleading'
に指定します。配列には、入力に含まれていた先頭の空白文字はなくなりますが、空行はそのまま残ります。
lines = readlines("capital_cities.txt","WhitespaceRule","trimleading")
lines = 10x1 string
"Boston, Massachusetts"
""
"Albany, New York"
""
"Sacramento, California"
""
"Columbus, Ohio"
""
"Santa Fe, New Mexico"
""
入力引数
filename
— 読み取るファイルの名前
文字ベクトル | string スカラー
読み取るファイルの名前。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。
ファイルの場所によって、filename
は次のいずれかの形式をとります。
場所 | 形式 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
現在のフォルダー、または MATLAB® パス上のフォルダー | ファイル名を 例: | ||||||||
フォルダー内のファイル | ファイルが現在のフォルダーまたは MATLAB パス上のフォルダーにない場合は、 例: 例: | ||||||||
インターネット URL | ファイルをインターネットの Uniform Resource Locator (URL) として指定する場合、 例: | ||||||||
リモートの場所 | リモートの場所に保存されたファイルの場合、
リモートの場所に基づいて、
詳細については、リモート データの操作を参照してください。 例: |
データ型: char
| string
名前と値の引数
引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN
として指定します。ここで Name
は引数名で、Value
は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後になければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。
R2021a より前では、コンマを使用してそれぞれの名前と値を区切り、Name
を引用符で囲みます。
例: 'EmptyLineRule','skip'
は、ファイルのインポート時に空行を除外するよう指定します。
LineEnding
— 行末の文字
{'\n','\r','\r\n'}
(既定値) | 文字ベクトル | string スカラー | 文字ベクトルの cell 配列 | string 配列
行末の文字。'LineEnding'
と文字ベクトルまたは string で構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。文字ベクトルは '\r\n'
であるか、単一の文字を指定しなければなりません。一般的な行末文字としては、改行文字 ('\n'
) やキャリッジ リターン ('\r'
) があります。'\r\n'
を指定すると、インポート関数は \r
、\n
、その 2 つの組み合わせ (\r\n
) をすべて行末文字として扱います。
既定の行末シーケンスは \n
、\r
または \r\n
のいずれかで、ファイルの内容によって異なります。
例: 'LineEnding','\n'
例: 'LineEnding','\r\n'
データ型: char
| string
| cell
Whitespace
— 空白として扱う文字
{' ','\b','\t'}
| 文字ベクトル | string スカラー
空白として扱う文字。1 文字以上が含まれる文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。
例: 'Whitespace',' _'
例: 'Whitespace','?!.,'
WhitespaceRule
— 空白を処理する手続き
'preserve'
(既定値) | 'trim'
| 'trimleading'
| 'trimtrailing'
データ内の行の周囲にある空白を処理する手続き。'preserve'
、'trim'
、'trimleading'
、または 'trimtrailing'
として指定します。
空白のルール | 動作 |
---|---|
'preserve' | 先頭と末尾の空白を保持します。 |
'trim' | 先頭と末尾の空白を削除します。 |
'trimleading' | 先頭の空白のみを削除します。 |
'trimtrailing' | 末尾の空白のみを削除します。 |
例: 'WhitespaceRule','trim'
データ型: char
| string
EmptyLineRule
— 空行を処理する手続き
'read'
(既定値) | 'skip'
| 'error'
データ内の空行を処理する手続き。'skip'
、'read'
、または 'error'
として指定します。
空行のルール | 動作 |
---|---|
'read' | 空行をインポートします。 |
'skip' | 空行をスキップします。 |
'error' | エラー メッセージを表示し、インポート操作を中止します。 |
例: 'EmptyLineRule','skip'
データ型: char
| string
Encoding
— 文字エンコード スキーム
''
(既定値) | 'UTF-8'
| 'system'
| 'ISO-8859-1'
| 'windows-1251'
| 'windows-1252'
| ...
ファイルに関連付けられた文字エンコード スキーム。'Encoding'
と 'system'
で構成されるコンマ区切りのペア、または標準の文字エンコード スキーム名として指定します。'Encoding','system'
は、システムの既定のエンコードを使用します。
エンコードを指定しない場合、関数は自動文字セット検出を使用して、ファイルの読み取り時にエンコードを判断します。
データ型: char
| string
WebOptions
— HTTP
または HTTPS
要求オプション
weboptions
オブジェクト
HTTP
または HTTPS
要求オプション。weboptions
オブジェクトとして指定します。weboptions
オブジェクトは、指定した filename
がプロトコル タイプ "http://"
または "https://"
を含むインターネット URL である場合にデータをインポートする方式を決定します。
バージョン履歴
R2020b で導入
参考
writelines
| readtable
| readtimetable
| readmatrix
| readvars
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コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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