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writeline

TCP/IP を介したリモート ホストへの ASCII データ行の書き込み

R2020b 以降

説明

writeline(t,data) は、TCP/IP クライアント t で指定されたリモート ホストに ASCII テキスト data を書き込み、そのあとに終端文字を書き込みます。この関数は、データおよび終端文字が書き込まれるまで、MATLAB® の実行を一時停止します。

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t という TCP/IP クライアント接続を作成します。TCP/IP エコー サーバーにポート 4000 で接続します。そのためには、echotcpip サーバーをポート 4000 で実行していなければなりません。

echotcpip("on",4000)
t = tcpclient("localhost",4000)
t = 
  tcpclient with properties:

              Address: 'localhost'
                 Port: 4000
    NumBytesAvailable: 0

  Show all properties, functions

既定の ASCII 終端文字をチェックします。

t.Terminator
ans = 
"LF"

終端文字を "CR" に設定し、ASCII データの文字列を書き込みます。関数 writeline は、終端文字をデータに自動的に追加します。

configureTerminator(t,"CR")
writeline(t,"hello")

終端文字が自動的に追加された別の ASCII データの文字列を書き込みます。

writeline(t,"world")

クライアントはエコー サーバーに接続しているため、サーバーに書き込むデータはクライアントに返されます。ASCII データ文字列を読み取ります。関数 readline は、終端文字に到達するまでデータを返します。

readline(t)
ans = 
"hello"

ASCII データ文字列をもう一度読み取り、書き込んだ 2 つ目の文字列を返します。

readline(t)
ans = 
"world"

エコー サーバーを閉じ、TCP/IP クライアント接続をクリアします。

echotcpip("off")
clear t

入力引数

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TCP/IP クライアント。tcpclient オブジェクトとして指定します。

例: writeline(t,data) は、ASCII データを TCP/IP クライアント t に書き込みます。

書き込む ASCII データ。テキストの文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

例: writeline(t,"helloworld") は、ASCII データ "helloworld" を書き込みます。

データ型: char | string

バージョン履歴

R2020b で導入