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sysobjupdate

カスタム System object の最新の構文への更新

R2020b 以降

説明

sysobjupdate object は MATLAB® エディターで System object™ を開き、保存しないで構文の変更を適用します。

sysobjupdate folder は、更新が必要なフォルダーで見つかった任意の System object またはオブジェクトを開きます。影響を受けるオブジェクトがエディターで開かれ、保存しないで構文の変更が適用されます。

sysobjupdate package はパッケージに関連付けられた System object またはオブジェクトをエディターで開き、保存しないで構文の変更を適用します。

sysobjupdate ___ -inplace は更新を行い、構文の変更を object に保存します。エディターで開かれているファイルはありませんが、System object ファイルのバックアップ コピーが、接尾辞 _orig.m 付きで作成されます。この構文は、任意の従来の引数と共に使用できます。

sysobjupdate ___ -inplace -nobackup は現在有効な System object に対して更新を行いますが、System object ファイルのバックアップ コピーは作成しません。

sysobjupdate ___ -diff-inplace 更新引数のように更新を行いますが、visdiff ツールも開いて変更されたファイルの比較を行います。

sysobjupdate ___ -pre command は System object を更新する前にコマンドを実行します。

sysobjupdate ___ -post command は System object を更新した後にコマンドを実行します。

sysobjupdate ___ -actions actionKey は、actionKey キーワードとしてリストされている構文の更新のみを適用します。

sysobjupdate -listactions は、-actions オプションで使用できるすべての可能なアクションをリストします。

info = sysobjupdate(___) は、更新された System object ファイルをリストする構造体配列を返し、更新されなかった構文についての警告をリストします。前の入力引数のいずれも使用できます。入力引数はコンマ区切りの文字ベクトルとしてリストしなければなりません。

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AddOne System object を更新します。変更が必要な場合、MATLAB エディターで、変更が適用されたが保存はされていない状態で AddOne が開きます。

sysobjupdate AddOne

フォルダー reference 内のすべての System object を更新します。このとき、すべてのオブジェクトが MATLAB で開かれるわけではありません。実行後、sysobjupdate は構文の更新が必要であったオブジェクトをリストします。

sysobjupdate C:\Files\reference -inplace
Updated System objects:

digitalDelay
analogDelay

現在有効な Counter System object を更新し、Counter.m ファイルの git バージョン管理を処理します。info 構造体が、更新された System object、および更新の結果として生じる警告メッセージと共に返されます。

info = sysobjupdate('Counter','-inplace','-pre',...
      'git add','-post','git commit')
info = 

  struct with fields:

       Class: 'Counter'
    Messages: [0×1 string]

入力引数

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最新の System object オーサリング構文に更新する System object (複数の場合あり)。オブジェクトまたはフォルダーは MATLAB パス上になければなりません。

例: Counter

例: C:\Documents\MATLAB\MySystemObjects\Counter.m

最新の System object オーサリング構文に更新する System object のフォルダーフォルダーは MATLAB パス上になければなりません。

例: C:\Documents\MATLAB\MySystemObjects

最新の System object オーサリング構文に更新する System object パッケージ。パッケージまたはフォルダーは MATLAB パス上になければなりません。

例: +delays

例: C:\Documents\MATLAB\+delays\

System object ファイルの更新前または更新後にコマンドを実行する必要がある場合に、このオプションを使用します。

コマンドの実行は、-inplace コマンドを使用して現在有効な System object をすべて更新するが、変更をオブジェクトに保存するためにバージョン管理コマンドも実行する必要がある場合に有用です。

例: git add

例: git commit

-action オプションのキーワード。sysobjupdate -listactions を使用して、可能性のあるすべてのアクション キーワードをリストします。

例: ObsoleteMixinRemoval

出力引数

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更新済みファイルと、それぞれのファイルについて更新中に発生した警告の構造体。

バージョン履歴

R2020b で導入