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sqrt

説明

B = sqrt(X) は、配列 X の各要素の平方根を返します。X の要素が負または複素数の場合、sqrt(X) は結果を複素数で出力します。

関数 sqrt の定義域には負の数と複素数が含まれており、意図せず使用すると予期しない結果になることがあります。負の数と複素数 z = u + i*w の場合、複素数の平方根 sqrt(z) は次を返します。

sqrt(r)*(cos(phi/2) + 1i*sin(phi/2))

ここで、r = abs(z) は半径、phi = angle(z) は閉区間 -pi <= phi <= pi の位相角です。

負の数および複素数の場合に、複素数の結果を返すのではなくエラー メッセージを返すようにするには、realsqrt を代わりに使用します。

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負の値と正の値の両方を含む行ベクトルを作成します。

X = -2:2
X = 1×5

    -2    -1     0     1     2

X の各要素の平方根を計算します。

Y = sqrt(X)
Y = 1×5 complex

   0.0000 + 1.4142i   0.0000 + 1.0000i   0.0000 + 0.0000i   1.0000 + 0.0000i   1.4142 + 0.0000i

入力引数

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入力配列。数値スカラー、ベクトル、行列、多次元配列、table または timetable として指定します。

データ型: single | double | table | timetable
複素数のサポート: あり

詳細

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IEEE 準拠

実数入力の場合、sqrt の動作の一部が IEEE®-754 Standard で推奨されている動作とは異なります。特に、負の入力の結果は NaN ではなく、複素数になります。

  MATLAB® IEEE

sqrt(-0)

0

-0

X < 0 の場合は sqrt(X)

0+sqrt(-X)*i

NaN

ヒント

  • 行列の平方根については、sqrtm を参照してください。

拡張機能

バージョン履歴

R2006a より前に導入

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