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write

シリアル ポートへのデータの書き込み

R2019b 以降

説明

write(device,data,datatype) は、行ベクトルまたは列ベクトル data を指定されたシリアル ポート接続 device に書き込みます。この関数は、データを data の形式に関係なく、指定されたデータ型 datatype で書き込みます。この関数は、指定された値が書き込まれるまで、MATLAB® の実行を一時停止します。

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シリアル ポート デバイスへの接続を作成します。この例では、COM3 のシリアル ポートはループバック デバイスに接続しています。

device = serialport("COM3",9600)
device = 

  Serialport with properties:

                 Port: "COM3"
             BaudRate: 9600
    NumBytesAvailable: 0

  Show all properties, functions

[1,2,3,4,5] を uint8 形式で書き込みます。

write(device,1:5,"uint8")

ポートはループバック デバイスに接続しているため、デバイスに書き込むデータは MATLAB に返されます。すべてのデータを読み取ります。

read(device,5,"uint8")
ans = 1×5

     1     2     3     4     5

入力引数

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シリアル ポート接続。serialport オブジェクトとして指定します。

例: write(device,1:5,"uint8") は、シリアル ポート接続 device に書き込みます。

数値または ASCII データ。数値の行ベクトル (1 行 N 列) または列ベクトル (N 行 1 列) か、テキストの文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。数値型のすべての datatype について、data は値の行ベクトルです。

例: write(device,[20:24],"int16") は、値 [20,21,22,23,24] を書き込みます。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | char | string

各値のサイズと形式。文字ベクトルまたは string として指定します。datatype は、各値について書き込むバイト数と、MATLAB データ型としてのそれらのバイトの解釈を決定します。ASCII テキストの場合、datatype"char" または "string" として指定できます。

例: write(device,1:5,"int16") は、データを int16 データ型で書き込みます。

データ型: char | string

バージョン履歴

R2019b で導入

参考

関数