configureTerminator
シリアル ポートとの ASCII 文字列通信の終端文字を設定
説明
configureTerminator(
は、指定されたシリアル ポートとの読み取りと書き込みの両方の通信に使用する終端文字を定義します。使用可能な終端文字の値は、device
,terminator
)"LF"
(既定)、"CR"
、"CR/LF"
、および 0
~ 255
の整数値です。この構文では、device
の Terminator
プロパティを設定します。
終端文字を設定した後に、writeline
および readline
を使用して、ASCII 終端文字列データの読み取りと書き込みを行います。
configureTerminator(
は、読み取りと書き込みの通信に使用する終端文字を個別に定義します。device
,readterminator,writeterminator
)
例
読み取りと書き込みの通信に同じ終端文字を設定
serialport
を使用してシリアル ポート デバイスへの接続を作成します。
device = serialport("COM3",9600)
device = Serialport with properties: Port: "COM3" BaudRate: 9600 NumBytesAvailable: 0 Show all properties, functions
読み取りと書き込み両方の終端文字を "CR/LF"
に設定します。
configureTerminator(device,"CR/LF")
変更を確認します。
device.Terminator
ans = "CR/LF"
読み取りと書き込みの通信に異なる終端文字を設定
serialport
を使用してシリアル ポート デバイスへの接続を作成します。
device = serialport("COM3",9600)
device = Serialport with properties: Port: "COM3" BaudRate: 9600 NumBytesAvailable: 0 Show all properties, functions
読み取り終端文字を "CR"
に、書き込み終端文字を 10
に設定します。
configureTerminator(device,"CR",10)
変更を確認します。
device.Terminator
ans=1×2 cell array
{["CR"]} {[10]}
配列の最初の要素は読み取り終端文字で、2 つ目の要素は書き込み終端文字です。
シリアル ポート デバイスからの ASCII データ行の書き込みと読み取り
シリアル ポート デバイスへの接続を作成します。この例では、COM3
のシリアル ポートはループバック デバイスに接続しています。
device = serialport("COM3",9600)
device = Serialport with properties: Port: "COM3" BaudRate: 9600 NumBytesAvailable: 0 Show all properties, functions
既定の ASCII 終端文字をチェックします。
device.Terminator
ans = "LF"
終端文字を "CR"
に設定し、ASCII データの文字列を書き込みます。関数 writeline
は、終端文字をデータに自動的に追加します。
configureTerminator(device,"CR") writeline(device,"hello")
終端文字が自動的に追加された別の ASCII データの文字列を書き込みます。
writeline(device,"world")
ポートはループバック デバイスに接続しているため、デバイスに書き込むデータは MATLAB® に返されます。ASCII データ文字列を読み取ります。関数 readline
は、終端文字に到達するまでデータを返します。
readline(device)
ans = "hello"
ASCII データ文字列をもう一度読み取り、書き込んだ 2 つ目の文字列を返します。
readline(device)
ans = "world"
シリアル ポート接続をクリアします。
clear device
入力引数
device
— シリアル ポート接続
serialport
オブジェクト
シリアル ポート接続。serialport
オブジェクトとして指定します。
例: configureTerminator(device,"CR")
は、シリアル ポート接続 device
の終端文字を設定します。
terminator
— ASCII 終端文字
"LF"
(既定値) | "CR"
| "CR/LF"
| 0 ~ 255
読み取りおよび書き込みの通信用 ASCII 終端文字。"LF"
、"CR"
、"CR/LF"
、または 0 ~ 255 の整数値として指定します。読み取りと書き込みの両方に同じ終端文字を設定する場合は、この形式を使用します。終端文字の値 "CR/LF"
の設定されたシリアル ポートから読み取りを行う場合、読み取りは CR
と LF
が共に出現したときに終了します。終端文字の値 "CR/LF"
の設定されたシリアル ポートに書き込みを行う場合、書き込みは CR
と LF
の両方を付加することによって終了します。入力引数は Terminator
プロパティを設定します。
例: configureTerminator(device,"CR/LF")
は、読み取りと書き込み両方の終端文字を "CR/LF"
に設定します。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| char
| string
readterminator,writeterminator
— 書き込みと読み取りの ASCII 終端文字
"LF"
(既定値) | "CR"
| "CR/LF"
| 0 ~ 255
読み取りまたは書き込みの通信用 ASCII 終端文字。"LF"
、"CR"
、"CR/LF"
、または 0 ~ 255 の整数値として指定します。読み取りと書き込みに異なる終端文字を設定する場合は、この形式を使用します。終端文字の値 "CR/LF"
の設定されたシリアル ポートから読み取りを行う場合、読み取りは CR
と LF
が共に出現したときに終了します。終端文字の値 "CR/LF"
の設定されたシリアル ポートに書き込みを行う場合、書き込みは CR
と LF
の両方を付加することによって終了します。入力引数は Terminator
プロパティを設定します。
例: configureTerminator(device,"CR",10)
は、読み取り終端文字を "CR"
に、書き込み終端文字を 10
に設定します。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| char
| string
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