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updateImpl

クラス: matlab.System

入力に基づくオブジェクト状態の更新

構文

updateImpl(obj,input1,input2,...)

説明

updateImpl(obj,input1,input2,...) は、System object™ の状態を更新するアルゴリズムを指定します。このメソッドは、アルゴリズムの出力がオブジェクトの内部状態と内部プロパティのみに依存する場合に実装します。

実行時の詳細

updateImplupdate メソッドによって、outputImpl メソッドの後で呼び出されます。

sink オブジェクトでは、outputImpl の前に updateImpl を呼び出すとオブジェクトがロックされます。他のすべてのタイプのオブジェクトでは、outputImpl の前に updateImpl を呼び出すとエラーが発生します。

メソッドのオーサリングのヒント

  • 入力からの出力を更新するために、このメソッドを使用しないでください。

  • このメソッドでは Access = protected と設定しなければなりません。

  • System object が Simulink®MATLAB System (Simulink) ブロックで使用される場合、調整可能なプロパティをこのメソッドで変更することはできません。

入力引数

すべて展開する

オブジェクト固有のプロパティ、状態、およびメソッドへのアクセスに使用される System object ハンドル。updateImpl メソッドがこのオブジェクトを使用しない場合、この入力を ~ に置き換えることができます。

System object への入力をリストします。入力の順序は、stepImpl メソッドで定義されている入力の順序と一致していなければなりません。

すべて展開する

以前の入力を使って、オブジェクトを更新します。クラス定義ファイルで、updateImpl を使用します。この例では、u 入力を保存し、以前の入力をシフトします。

methods (Access = protected)
   function updateImpl(obj,u)
      obj.PreviousInput = [u obj.PreviousInput(1:end-1)]; 
   end
end

バージョン履歴

R2013b で導入

参考

(Simulink) | (Simulink)