getOutputDimensionConstraintImpl

クラス: matlab.System

Dataflow Subsystem で用いる出力の次元制約を定義

構文

constraints = getOutputDimensionConstraintImpl(obj)
constraints = getOutputDimensionConstraintImpl(obj,index)


説明

constraints = getOutputDimensionConstraintImpl(obj) は、最初の出力について出力の次元制約を定義します。

constraints = getOutputDimensionConstraintImpl(obj,index) は、index 番目の出力端子について出力の次元制約を定義します。

メソッドのオーサリングのヒント

• このメソッドでは Access = protected と設定しなければなりません。

• getOutputDimensionConstraintImpl メソッドを指定する場合は、getInputDimensionConstraintImpl メソッドも指定しなければなりません。

入力引数

obj — System object™

System object

オブジェクト固有のプロパティ、状態、およびメソッドへのアクセスに使用される System object ハンドル。getOutputDimensionConstraintImpl メソッドがこのオブジェクトを使用しない場合、この入力を ~ に置き換えることができます。

index — 出力端子のインデックス

1 (既定値) | スカラー整数

出力端子のインデックス。スカラー整数として指定します。

出力引数

constraints — 出力の次元制約

次元制約オブジェクト

出力の次元制約オブジェクト。マルチスレッド シミュレーションとコード生成での Dataflow Subsystem の自動分割を最適化するために、データフローによって使用されます。

outputDimensionConstraint メソッドを使用して、次元制約オブジェクトの 'MinimumSize' プロパティを指定します。'MinimumSize' は、非負のスカラー整数として指定される、実行に必要な最小サンプル数を定義します。この値は、Dataflow Subsystem 内で下流のフレームサイズの自動計算に使用されます。

例

出力の次元制約の指定

System object の最初の入力で、必要とされる出力次元を指定します。

function dc = getOutputDimensionConstraintImpl(obj)
    dc = outputDimensionConstraint(obj, 'MinimumSize', obj.NumBins);
end

指定した端子に出力の次元制約を指定

最初の入力端子以外の入力端子に出力次元を指定するには、コンストラクターで端子インデックスを指定します。

function dc = getOutputDimensionConstraintImpl(obj, index)
    if index == 1
        dc = outputDimensionConstraint(obj, 'MinimumSize', obj.NumBins);
    else
        dc = outputDimensionConstraint(obj, 'MinimumSize', 1);
    end
end

既定の動作

このメソッドが上書きされない場合、MATLAB System ブロックは出力の次元制約を未指定に設定します。未指定の設定によって、データフロー スケジューラで、最適化に保守的な仮定を立てられるようになります。

バージョン履歴

R2018b で導入

参考

getImpulseResponseLengthImpl | getInputDimensionConstraintImpl

トピック

• Dataflow Domain (DSP System Toolbox)