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addGroup

新しい出荷時設定グループの追加

R2019b 以降

説明

s = addGroup(parentgroup,name) は、指定した親出荷時設定グループに出荷時設定グループ name を追加し、新しいグループを FactoryGroup オブジェクトとして返します。既定では、出荷時設定グループは非表示です。つまり、親設定グループ内に表示されません。

s = addGroup(___,Name,Value) は、1 つ以上の名前と値のペアの引数を使用して、出荷時グループのプロパティを指定します。たとえば、'Hidden',false は、出荷時設定ツリーに表示されるグループを追加します。名前と値のペアは他のすべての入力引数の後で指定します。

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ツールボックス mytoolbox のルート出荷時グループを作成し、ツリーにグループを追加します。

ルート出荷時グループ mytoolbox を作成します。

myToolboxFactoryTree = matlab.settings.FactoryGroup.createToolboxGroup('mytoolbox', ...
    'Hidden',false);

font グループをツリーに追加します。

toolboxFontGroup = addGroup(myToolboxFactoryTree,'font','Hidden',false);

設定グループを追加し、既定の検証関数を指定します。この関数は、独自の検証関数を指定する設定を除いて、グループ内のすべての設定の値を検証します。サブグループまたは設定で独自の検証関数を指定しない限り、これにはサブグループ内の設定も含まれます。

まず、入力が数値でない場合にエラーをスローする検証関数 numericValidationFcn を作成します。

function numericValidationFcn(x)
    errorMsg = 'Value must be numeric.'; 
    assert(isnumeric(x),errorMsg);
end

ルート出荷時グループ mytoolbox を作成し、グループ mynumericsettings をツリーに追加します。検証関数 numericValidationFcn を指定します。グループ内の設定が数値以外の値に設定されていると、MATLAB® はエラーをスローします。

myToolboxFactoryTree = matlab.settings.FactoryGroup.createToolboxGroup('mytoolbox', ...
    'Hidden',false);
toolboxFontGroup = addGroup(myToolboxFactoryTree,'mynumericsettings','Hidden',false, ...
    'ValidationFcn',@numericValidationFcn);

入力引数

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グループの追加先の親出荷時グループ。FactoryGroup オブジェクトとして指定します。関数 matlab.settings.FactoryGroup.createToolboxGroup を使用してルート出荷時グループ オブジェクトを作成します。

例: addGroup(s.mytoolbox,'newGroup')

追加する出荷時グループの名前。文字ベクトルまたは string として指定します。指定した親出荷時グループ内に出荷時グループ name が既に存在する場合、MATLAB はエラーを表示します。

例: addGroup(s.mytoolbox,'newGroup')

名前と値の引数

引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後になければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用してそれぞれの名前と値を区切り、Name を引用符で囲みます。

例: addGroup(parentGroup,'newGroup','Hidden',false) は表示される出荷時グループを作成します。

非表示の状態。true または false として指定します。

true に設定した場合、出荷時グループ (すべての出荷時グループとそのグループ内の出荷時設定を含む) はコマンド ウィンドウやタブ補完の一部としては表示されませんが、アクセスは可能なままです。

グループ内の出荷時設定を検証する関数。関数ハンドルとして指定します。指定した関数は、独自の検証関数を指定する設定を除いて、グループ内のすべての出荷時設定の値を検証します。サブグループまたは設定で独自の検証関数を指定しない限り、これにはサブグループ内の設定も含まれます。

関数ハンドルを関連付ける関数は、設定可能な値を入力引数として受け入れ、出力引数をもたず、検証が失敗した場合にエラーをスローするものでなければなりません。

関数ハンドルは、MATLAB パス上の関数をポイントしなければなりません。無名または入れ子の関数ハンドルはサポートされません。

バージョン履歴

R2019b で導入