rmnode

グラフからノードを削除

構文

H = rmnode(G,nodeIDs)

説明

H = rmnode(G,nodeIDs) は、nodeIDs で指定されたノードをグラフ G から削除します。nodeIDs のノードで接続するすべてのエッジも削除されます。rmnode は H のノードの番号付けを更新するため、ノード k を削除した場合、ノード 1:k-1 は H と同じノード数となり、G のノード k+1:numnodes(G) は H の k:numnodes(H) になります。

例

グラフからノードを削除

グラフを作成してプロットします。

s = [1 1 1 2 2 3];
t = [2 3 4 3 4 4];
G = graph(s,t);
plot(G)

グラフからノード 1 を削除し、結果をプロットします。新しいグラフ内のノードは、自動的に番号が付けられます。

G = rmnode(G,1);
plot(G)

複数の名前付きノードをグラフから削除

名前付きノードをもつグラフを作成し、プロットします。

s = [1 1 1 1 2 2 3 3 3 5 5];
t = [2 3 4 6 1 5 4 5 6 4 6];
names = {'New York' 'Los Angeles' 'Washington D.C.' 'Pittsburgh' ...
    'Denver' 'Austin'};
G = digraph(s,t,[],names);
plot(G)

グラフからノード 'New York' および 'Pittsburgh' を削除し、結果を再プロットします。

G = rmnode(G,{'New York' 'Pittsburgh'});
plot(G,'Layout','force')

入力引数

G — 入力グラフ

graph オブジェクト | digraph オブジェクト

入力グラフ。graph オブジェクトまたは digraph オブジェクトとして指定します。無向グラフの作成には graph を、有向グラフの作成には digraph を使用します。

例: G = graph(1,2)

例: G = digraph([1 2],[2 3])

nodeIDs — ノード識別子

ノード インデックス | ノード名

ノード識別子。1 つ以上のノード インデックスまたはノード名として指定します。

次の表に、1 つ以上のノードを数値ノード インデックスまたはノード名のいずれかで参照するさまざまな方法を示します。

形式	単一ノード	複数ノード
ノード インデックス	スカラー 例: 1	ベクトル 例: [1 2 3]
ノード名	文字ベクトル 例: 'A'	文字ベクトルの cell 配列 例: {'A' 'B' 'C'}
	string スカラー 例: "A"	string 配列 例: ["A" "B" "C"]

例: G = rmnode(G,[1 2]) は、グラフ G からノード 1 とノード 2 を削除します。

出力引数

H — 出力グラフ

graph オブジェクト | digraph オブジェクト

出力グラフ。graph オブジェクトまたは digraph オブジェクトとして返されます。

拡張機能

C/C++ コード生成

MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

使用上の注意および制限:

• ノード識別子 nodeIDs は、入力グラフ G のノード インデックスでなければなりません。ノード名はサポートされていません。

• MATLAB^® で作成した graph オブジェクトまたは digraph オブジェクトを MATLAB Coder™ を使用して生成された MEX 関数に渡すときに、グラフ オブジェクトからノードを削除することはできません。

スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool を使用してコードを高速化します。

バージョン履歴

R2015b で導入

参考

graph | digraph | numnodes | addnode | rmedge

トピック

• 有向および無向グラフ
• 既存グラフのノードとエッジの変更
• グラフのノード名、エッジの重みおよび他の属性の追加