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NaN
累積最小値
M = cummin(A)
M = cummin(A,dim)
M = cummin(___,direction)
M = cummin(___,nanflag)
例
M = cummin(A) は、A の要素の累積最小値を返します。既定では、cummin(A) はサイズが 1 でない最初の配列次元に沿って演算を行います。
M
A
cummin(A)
A がベクトルの場合、cummin(A) は、A の累積最小値が格納された同じサイズのベクトルを返します。
A が行列の場合、cummin(A) は、A の各列の累積最小値が格納された同じサイズの行列を返します。
A が多次元配列の場合、cummin(A) は、A のサイズが 1 でない最初の配列次元に沿って累積最小値が格納された同じサイズの配列を返します。
M = cummin(A,dim) は、次元 dim に沿って累積最小値を返します。たとえば A が行列の場合、cummin(A,2) は A の行に沿って累積最小値を返します。
dim
cummin(A,2)
M = cummin(___,direction) は、前述の任意の構文を使用して、オプションで方向を指定します。A の指定は必須です。dim はオプションで指定できます。たとえば cummin(A,2,'reverse') は、A の 2 番目の次元の末尾から先頭の方向に演算を行い、A の累積最小値を返します。
direction
cummin(A,2,'reverse')
M = cummin(___,nanflag) は、前述の任意の構文について NaN 値を計算に含めるか省略するかを指定します。cummin(A,'includenan') ではすべての NaN 値が計算に含められ、cummin(A,'omitnan') ではこれらが無視されます。
nanflag
cummin(A,'includenan')
cummin(A,'omitnan')
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ランダムな整数から成る 1 行 10 列のベクトルの累積最小値を求めます。
v = randi([0,10],1,10)
v = 1×10 8 9 1 10 6 1 3 6 10 10
M = cummin(v)
M = 1×10 8 8 1 1 1 1 1 1 1 1
3 行 3 列の行列の列の累積最小値を求めます。
A = [3 5 2; 1 6 3; 7 8 1]
A = 3×3 3 5 2 1 6 3 7 8 1
M = 3×3 3 5 2 1 5 2 1 5 1
3 行 3 列の行列の行の累積最小値を求めます。
M = cummin(A,2)
M = 3×3 3 3 2 1 1 1 7 7 1
2 x 2 x 3 の配列で 3 番目の次元の累積最小値を計算します。direction を 'reverse' に指定して、3 番目の次元の末尾から先頭の方向に演算を行います。
'reverse'
A = cat(3,[1 2; 3 4],[9 10; 11 12],[5 6; 7 8])
A = A(:,:,1) = 1 2 3 4 A(:,:,2) = 9 10 11 12 A(:,:,3) = 5 6 7 8
M = cummin(A,3,'reverse')
M = M(:,:,1) = 1 2 3 4 M(:,:,2) = 5 6 7 8 M(:,:,3) = 5 6 7 8
NaN 値を含むベクトルを作成し、累積最小値を計算します。既定では、cummin は NaN 値を無視します。
cummin
A = [3 5 NaN 9 0 NaN]; M = cummin(A)
M = 1×6 3 3 3 3 0 0
NaN 値を計算に含めた場合、A 内の最初の NaN 値が検出されるとすぐに、累積最小値は NaN になります。
M = cummin(A,'includenan')
M = 1×6 3 3 NaN NaN NaN NaN
入力配列。ベクトル、行列または多次元配列として指定します。要素が複素数の場合、cummin はそれらの大きさを比較します。大きさが等しければ、cummin はさらに位相角を比較します。
データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | logical | duration 複素数のサポート: あり
single
double
int8
int16
int32
int64
uint8
uint16
uint32
uint64
logical
duration
演算の対象の次元。正の整数のスカラーとして指定します。次元を指定しない場合、既定値はサイズが 1 より大きい最初の配列次元です。
2 次元の入力配列 A について考えます。
cummin(A,1) は、A の列の連続する要素について演算を行い、各列の累積最最小値を含む A と同じサイズの配列を返します。
cummin(A,1)
cummin(A,2) は、A の行の連続する要素について演算を行い、各行の累積最小値を含む A と同じサイズの配列を返します。
dim が ndims(A) より大きい場合、cummin は A を返します。
ndims(A)
'forward'
累積の方向。'forward' (既定値) または 'reverse' として指定します。
'forward' は、アクティブな次元の 1 から end の方向に演算を行います。
1
end
'reverse' は、アクティブな次元の end から 1 の方向に演算を行います。
データ型: char
char
'omitnan'
'includenan'
NaN の条件。次の値のいずれかとして指定します。
'omitnan' — 入力にあるすべての NaN 値を無視します。入力の先頭に連続した NaN 値がある場合、cummin は出力の対応する要素に NaN を返します。たとえば、cummin([NaN 7 13 6],'omitnan') は行ベクトル [NaN 7 7 6] を返します。
cummin([NaN 7 13 6],'omitnan')
[NaN 7 7 6]
'includenan' — 累積最小値の計算時に入力の NaN 値を含み、結果として NaN 値が出力されます。
累積最小値。ベクトル、行列または多次元配列として返されます。M のサイズとデータ型は A と同じになります。
多くの累積関数では、'reverse' オプションを使用することで、入力配列の反転や鏡映を行わなくても、逆方向の計算を簡単に実行できます。
この関数は tall 配列を制限付きでサポートしています。
'reverse' 方向はサポートされていません。
詳細については、tall 配列を参照してください。
backgroundPool
ThreadPool
この関数はスレッドベースの環境を完全にサポートしています。詳細については、スレッドベースの環境での MATLAB 関数の実行を参照してください。
使用上の注意事項および制限事項:
nanflag 引数はサポートされていません。
詳細については、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
この関数は分散配列を完全にサポートしています。詳細については、分散配列を使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
R2014b で導入
cummax | cumsum | cumprod | min | max | movmin
cummax
cumsum
cumprod
min
max
movmin
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