blelist
説明
例
近くにある Bluetooth Low Energy 周辺デバイスのスキャン
近くにある Bluetooth Low Energy 周辺デバイスをスキャンして、デバイスのアドバタイズ データを確認します。
blelist
を使用して、現在データをアドバタイズしている、近くにあるすべての周辺デバイスをリストします。周辺デバイスが別のデバイスまたはアプリケーションに既に接続されていると、このリストには表示されない場合があります。MATLAB® で検出するには、まず周辺デバイスを他のデバイスまたはアプリケーションから切断してください。
list = blelist
list=14×5 table
Index Name Address RSSI Advertisement
_____ __________________ ______________ ____ _____________
1 "Gear Fit2 (E16A)" "8498663EE16A" -54 [1×1 struct]
2 "" "2C4D2724754D" -69 [1×1 struct]
3 "" "1B75E09FD18F" -70 [1×1 struct]
4 "" "4F7D6DAF9FCE" -75 [1×1 struct]
5 "" "7B8ADB5851BD" -76 [1×1 struct]
6 "" "1838D92EC312" -78 [1×1 struct]
7 "" "6A71507635AC" -86 [1×1 struct]
8 "" "68CA4203A060" -86 [1×1 struct]
9 "" "65C057AD64E5" -88 [1×1 struct]
10 "" "399A1B26F47D" -88 [1×1 struct]
11 "" "78BDCC3784C0" -89 [1×1 struct]
12 "" "5446498F593E" -91 [1×1 struct]
13 "" "67992F048DDB" -92 [1×1 struct]
14 "" "3A0DAC7C7DCE" -94 [1×1 struct]
RSSI の値は信号強度を示します。この table には、信号強度の高いデバイスが先にリストされます。これらのデバイスはより近くにあります。
最初のデバイスのアドバタイズ データを表示します。
list.Advertisement(1)
ans = struct with fields:
Type: ["Connectable Undirected" "Scan Response"]
Appearance: "Generic Watch"
ShortenedLocalName: []
CompleteLocalName: "Gear Fit2 (E16A)"
TxPowerLevel: []
SlaveConnectionIntervalRange: []
ManufacturerSpecificData: [0 117 1 0 2 0 1 3 0]
ServiceData: []
CompleteServiceUUIDs: []
IncompleteServiceUUIDs: []
ServiceSolicitationUUIDs: []
デバイスのアドバタイズ間隔が既定のタイムアウト値である 3 秒より長い場合は、より大きいタイムアウト値を指定できます。
list = blelist('Timeout',10);
特定の Bluetooth Low Energy 周辺デバイスのスキャン
名前と値のペアの引数を使用すると、指定した名前の接頭辞をもつ、または指定したサービスをアドバタイズしている Bluetooth Low Energy 周辺デバイスをスキャンできます。
文字列 "UA"
で始まる名前をもつ周辺デバイスをスキャンします。
list = blelist("Name","UA")
list=2×5 table
Index Name Address RSSI Advertisement
_____ ___________________ ______________ ____ _____________
1 "UA E39 MODULE" "84DD20E39AB6" -84 [1×1 struct]
2 "UA Footpod 239AE2" "0CF3EE239AE2" -87 [1×1 struct]
サービスを基準として周辺デバイスをスキャンすることもできます。Heart Rate
サービスをアドバタイズするデバイスをスキャンします。
list = blelist("Services","Heart Rate")
list=1×5 table
Index Name Address RSSI Advertisement
_____ ____ ______________ ____ _____________
1 "" "84DD20E39AB6" -85 [1×1 struct]
入力引数
名前と値の引数
引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN
として指定します。ここで Name
は引数名で、Value
は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後になければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。
R2021a より前では、コンマを使用してそれぞれの名前と値を区切り、Name
を引用符で囲みます。
例: list = blelist("Name","UA")
は、"UA
" で始まる名前をもつすべての周辺デバイスを返します。
Name
— 周辺デバイス名
文字ベクトル | string スカラー
結果をフィルター処理するための周辺デバイス名。'Name'
と、文字ベクトルまたは string スカラーで構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。この名前と値のペアの引数を使用すると、名前が指定した値で始まる周辺デバイスのみがリストされます。
例: list = blelist("Name","Pebble")
は、"Pebble
" で始まる名前をもつすべての周辺デバイスを返します。
データ型: char
| string
Services
— サービス名または UUID
文字ベクトル | string スカラー | 文字ベクトルの cell 配列 | string 配列
結果をフィルター処理するためのサービス名または UUID。'Services'
と、文字ベクトル、string スカラー、文字ベクトルの cell 配列、または string 配列で構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。この名前と値のペアの引数を使用すると、指定したすべてのサービスをアドバタイズする周辺デバイスのみのリストが生成されます。
例: list = blelist("Services",["180a","180d"])
は、UUID が 180a
のサービスと 180d
のサービスの両方をアドバタイズするすべての周辺デバイスを返します。
例: list = blelist("Services","Heart Rate")
は、サービス "Heart Rate
" をアドバタイズするすべての周辺デバイスを返します。
データ型: char
| string
| cell
Timeout
— デバイスのスキャンの所要時間
3 (既定値) | 数値
スキャンの所要時間 (秒単位)。'Timeout'
と数値で構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。この値は 10,485 未満でなければなりません。blelist
を使用してもデバイスが見つからない場合は、このパラメーターの値を大きくしてみてください。
例: list = blelist("Timeout",20)
は、近くにある周辺デバイスを 20 秒間検索します。
データ型: double
出力引数
list
— 近くにある周辺デバイスのリスト
table
近くにある周辺デバイスのリスト。table として返されます。table には次の列があります。
Name
— 周辺デバイス名
string スカラー
周辺デバイス名。string スカラーとして返されます。
データ型: string
Address
— 周辺デバイス アドレス
string スカラー
周辺デバイスの識別子。string スカラーとして返されます。Windows® では、この値はデバイスの 48 ビットの Bluetooth MAC アドレスです。macOS では、この値はランダムな 128 ビットの OS 割り当てアドレスです。
データ型: string
RSSI
— 信号強度
double
信号強度 (dB 単位)。double として返されます。RSSI は受信した信号強度のインジケーターです。この table には、信号強度の高いデバイスが先にリストされます。これらのデバイスはコンピューターのより近くにあります。
データ型: double
Advertisement
— アドバタイズ データ
構造体
周辺デバイスのアドバタイズ データ。構造体として返されます。Advertisement
には各周辺デバイスの接続情報が含まれています。
Windows では、Type
フィールドに接続ステータスが表示され、string として返されます。取り得る値は次のとおりです。
値 | 周辺デバイスの説明 |
---|---|
"Connectable Undirected" | コンピューターに接続可能 |
"Connectable Directed" | プログラムされている場合にのみコンピューターに接続可能 |
"Nonconnectable Undirected" | コンピューターに接続できないが、アドバタイズ情報を送信 |
"Scannable Undirected" | コンピューターに接続できないが、スキャン可能 |
"Scan Response" | スキャン要求に対してスキャン応答を送信 |
macOS では、Connectable
フィールドには接続ステータスが表示され、数値として返されます。1
は true (接続可能) を示し、0
またはその他の数値は false (接続不可) を示します。
Advertisement
内の残りのフィールドは、汎用アクセス プロファイル (GAP) で Bluetooth SIG によって定義された他のアドバタイズ データです。アドバタイズ データのタイプの完全なリストとそれらの仕様については、Bluetooth SIG Web サイトを参照してください。
データ型: struct
バージョン履歴
R2019b で導入
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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