audioplayer
オーディオ再生用のオブジェクト
説明
オーディオ データを再生するには、audioplayer
オブジェクトを使用します。audioplayer
オブジェクトには、再生時の柔軟性をさらに向上できるプロパティがあります。たとえば、audioplayer
オブジェクトの関数を使用して、一時停止、再開、またはコールバックの定義ができます。
作成
構文
説明
入力引数
プロパティ
オブジェクト関数
get | audioplayer オブジェクトのプロパティ値のクエリ |
isplaying | 再生が進行中かどうか判断する |
pause | audioplayer オブジェクトの再生または audiorecorder オブジェクトの録音の一時停止 |
play | audioplayer オブジェクトからのオーディオの再生 |
playblocking | audioplayer オブジェクトからオーディオを再生し、再生が完了するまでコントロールを保持 |
resume | 一時停止状態からの audioplayer オブジェクトの再生または audiorecorder オブジェクトの録音の再開 |
set | audioplayer オブジェクトに対してプロパティ値を設定します。 |
stop | audioplayer オブジェクトの再生または audiorecorder オブジェクトの録音の停止 |
例
制限
次の制限は、MATLAB® Online™ または MATLAB Web App Server™ で
audioplayer
を使用している場合に適用されます。audiorecorder
オブジェクトからaudioplayer
オブジェクトを作成できません。既存の
audioplayer
オブジェクトのサンプル レートを変更できません。audioplayer
はnBits
を無視します。代わりに、出力オーディオ デバイスのサンプルあたりの既定のビット数を使用してオーディオ データが再生されます。サンプル レート
Fs
の有効な値は、MATLAB デスクトップと同じにならない場合があります。
ヒント
関数
audioplayer
は、すべての Windows® プラットフォームとほとんどの UNIX® プラットフォームのサウンド デバイスをサポートしています。MATLAB Online および MATLAB Web App Server の
audioplayer
は、Google Chrome® でサポートされます。メモ
MATLAB Online または MATLAB Web App Server を使用する場合のセキュリティに関する考慮事項: MATLAB Online または MATLAB Web App Server で
audioplayer
を使用している場合は、特定の機能と設定がプライバシーの管理に役立ちます。望ましくないアプリケーションでマイクが使用される可能性を低減するには、オーディオ デバイスへの自動アクセスをオフにします。これらの設定はいつでも変更できます。Web サイトへのアクセス許可を一度付与すると、以降にそのサイトを訪問する際、自動的にブラウザーがマイクにアクセス可能になる場合があります。Google Chrome のブラウザー設定を使用して、最初にアクセスを許可した後に特定のサイトに対するアクセスを取り消します。
Google Chrome でプライベート ブラウジング モードを使用して MATLAB Online の Web サイトまたは MATLAB Web App Server にアクセスすることもできます。これを行うと、Chrome® では、ブラウザー設定に関係なく、マイクにアクセスしようとするたびに自動的に権限が求められます。
バージョン履歴
R2006a より前に導入