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保存されたオブジェクトの MAT ファイル サイズの削減
既定値
あるプロパティが同じ値を頻繁に取る場合は、そのプロパティに既定値を定義します。ユーザーが MAT ファイルにオブジェクトを保存するときに、現在の値が既定値と等しい場合、MATLAB® はプロパティの値を保存しません。MATLAB は、すべてのオブジェクトで値を保存することを避けるためにクラス単位で既定値を保存します。
MATLAB が既定値の式をどのように評価するかについての詳細は、既定値をもつプロパティの定義を参照してください。
依存プロパティ
プロパティの値を実行時に計算しなければならない場合は、依存プロパティを使用します。依存プロパティは、オブジェクトを保存する際に MAT ファイルには保存されません。クラスのインスタンスは、依存プロパティの値を保持するためにメモリを割り当てることはありません。
Dependent
はプロパティ属性です (完全なリストはプロパティの属性を参照)。
過渡的プロパティ
MATLAB は過渡的プロパティの値を保存しません。過渡的プロパティは、計算手順の途中で、あるいは素早い取得を目的としてオブジェクトに一時的にデータを保存できます。実行時に簡単にデータを再生成できる場合やデータが中間状態を表していて破棄される可能性がある場合に、過渡的プロパティを使用します。
不要な変数の保存の回避
読み込みが望ましくない変数は保存しないでください。保存する前にオブジェクトがまだ有効であることを確認してください。たとえば、削除されたハンドル オブジェクトを保存すると、MATLAB はこれを削除済みハンドルとして読み込みます。