C++ ライブラリに対するインターフェイスをビルドするための要件
コンパイル済みライブラリは、実行時にアプリケーションによって動的に読み込まれるクラスと関数のコレクションです。C++ コンパイル済みライブラリに対する MATLAB® インターフェイスは、C++ のヘッダー ファイルとソース ファイルで定義されている機能を含むライブラリをサポートしています。ヘッダーを C++ 開発環境でコンパイルし、その機能を C++ アプリケーションで使用できなければなりません。
Cpp ソース ファイルおよびヘッダー ファイル
C++ ライブラリに対する MATLAB インターフェイスをパブリッシュするには、インターフェイスに含める特定の機能と、その機能を含み関連付けられているヘッダー ファイルを識別します。
ライブラリのコード例を開始点として使い、.hpp
ヘッダー ファイルを作成することができます。コード例の #include
ステートメントに、関連するヘッダー ファイルが含まれています。.cpp
コードをテキスト エディターにコピーします。関数 main
とその実装を削除します。ファイル拡張子 .cpp
を指定して、ファイルを保存します。このファイル名は、関数 clibgen.buildInterface
または関数 clibgen.generateLibraryDefinition
の引数 SourceFiles
です。
コンパイル済みライブラリ ファイル
MATLAB は、以下のプラットフォームで 64 ビットのダイナミック ライブラリをサポートします。
プラットフォーム | コンパイル済みライブラリ | ファイルの拡張子 |
---|---|---|
Microsoft® Windows® | ダイナミックリンク ライブラリ ファイル | .dll |
インポート ライブラリ ファイル | .lib | |
Linux® | 共有オブジェクト ファイル | .so |
Apple macOS | ダイナミック共有ライブラリ ファイル | .dylib |
コンパイラの依存関係
C++ ライブラリに対する MATLAB インターフェイスをビルドするには、MATLAB でサポートされる C++ コンパイラがインストールされていなければなりません。サポートされているコンパイラの最新の一覧については、サポートされるコンパイラを参照してください。
C++ ライブラリのビルドに使用したものと同じコンパイラを使用して、ライブラリへのインターフェイスをビルドしなければなりません。ライブラリがヘッダー専用の (コンパイル済みライブラリ ファイルを使用しない) 場合は、サポートされている任意の C++ コンパイラを選択してインターフェイス ライブラリをビルドできます。
メモ
すべての C++ コンパイラですべての C++ の機能がサポートされているわけではありません。