ビルド環境のテスト
インストールと環境をテストするには、MATLAB® に含まれる arrayProduct.cpp
MEX ファイルをビルドします。この MEX 例のソース コードは、matlabroot
/extern/examples/cpp_mex
のサブフォルダー内にあります。必ず MATLAB でサポートされているコンパイラがインストールされていることを確認してください。
コード例をビルドするには、まずパス上にある書き込み可能なフォルダーにファイルをコピーします。arrayProduct.cpp
の例を使用して、ビルド環境をテストできます。この MATLAB コマンドは、arrayProduct.cpp
ファイルを現在のフォルダーにコピーします。
copyfile(fullfile(matlabroot,'extern','examples','cpp_mex','arrayProduct.cpp'),'.')
MEX ファイルを設定してビルドするには、mex
コマンドを使用します。最初に、C++ の環境を設定します。
mex -setup C++
mex
セットアップ スクリプトでプロンプトが表示されたら、インストールされているコンパイラから使用するものを選択します。その後、mex
コマンドを呼び出してプログラムをビルドします。選択したコンパイラを C++ MEX がサポートしていることを確認します。サポートされているコンパイラの最新の一覧については、サポートされるコンパイラを参照してください。
mex arrayProduct.cpp
mex
コマンドは、呼び出し可能なファイルを現在のフォルダーに保存します。
拡張子なしのファイル名を使用して、MEX 関数 arrayProduct
を呼び出します。スカラーの乗数と double の配列を引数として渡します。MEX 関数は、入力配列の各要素を乗数で乗算し、結果を返します。
a = arrayProduct(2,[1 2;3 4]) a = 2 4 6 8