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worldmap

世界地域のaxesmベースの地図を作成する

構文

worldmap region

worldmap(region)

worldmap

worldmap(latlim,lonlim)

worldmap(Z,R)

h = worldmap(___)

説明

worldmap region または worldmap(region) は、region で指定された世界の一部に適した投影と制限を持つ、空の axesm ベースのマップ (以前はマップ軸と呼ばれていました) を設定します。

引数なしの worldmap は、単一の大陸、国、島、または地域の名前を選択できるメニューを表示します。

worldmap(latlim,lonlim) を使用すると、緯度と経度の制限を度単位で指定してカスタムの地理的領域を定義できます。

worldmap(Z,R) は、R によって地理参照された通常のデータ グリッド Z の範囲からマップの範囲を導出します。

h = worldmap(___) は axesm ベースのマップのハンドルを返します。

例

世界地図を設定して海岸線を描く

世界地図を用意し、大まかな海岸線を描きます。

worldmap('World')
load coastlines
plotm(coastlat,coastlon)

陸地、湖、その他のランドマークを含む世界地図を作成する

世界地図上で陸地面積、主要な湖や河川、都市、人口密集地を読み取り、表示します。

ax = worldmap("World");
setm(ax,"Origin",[0 180 0])

land = readgeotable("landareas.shp");
geoshow(ax,land,"FaceColor",[0.5 0.7 0.5])

lakes = readgeotable("worldlakes.shp");
geoshow(lakes,"FaceColor","blue")

rivers = readgeotable("worldrivers.shp");
geoshow(rivers,"Color","blue")

cities = readgeotable("worldcities.shp");
geoshow(cities,"Marker",".","Color","red")

南極の地図を作成する

南極大陸をジオコーディングします。出力は、地理座標のポリゴン形状を使用して南極大陸を表す地理空間tableです。

GT = geocode("Antarctica");

適切な投影を使用して、南極大陸を地図上に表示します。

worldmap("antarctica")
geoshow(GT)

主要都市を含むアフリカとインドの地図を作成する

世界の陸地面積と都市を地理空間tableとして読み取ります。アフリカとインドに適した世界地図を作成します。次に、地図上に土地と都市を表示します

land = readgeotable("landareas.shp");
cities = readgeotable("worldcities.shp");

worldmap(["Africa" "India"])
geoshow(land,"FaceColor",[0.15 0.5 0.15])
geoshow(cities,"Marker",".","Color","red")

南アメリカと中央太平洋のジオイド高度を表示

EGM96 ジオイド モデルのジオイド高を南アメリカと中央太平洋の地図上に表示します。まず、ジオイド高度と地理的位置参照オブジェクトを取得します。海岸線の緯度と経度のデータを読み込みます。

[N,R] = egm96geoid;
load coastlines

緯度と経度の制限を指定して世界地図を作成します。次に、ジオイドの高さと海岸線のデータを表示します。

latlim = [-50 50];
lonlim = [160 -30];
worldmap(latlim,lonlim)

geoshow(N,R,'DisplayType','surface')
geoshow(coastlat,coastlon,'Color','k')

韓国の地形標高地図を表示

朝鮮半島の標高データと地理セル参照オブジェクトを読み込みます。適切な緯度と経度の制限を持つ世界地図を作成します。次に、geoshow を使用してデータをテクスチャ マップとして表示します。demcmap を使用して標高データに適したカラーマップを適用します。

load korea5c
worldmap(korea5c,korea5cR);
geoshow(korea5c,korea5cR,'DisplayType','texturemap')
demcmap(korea5c)

アメリカ合衆国の地図 州のポリゴンを塗りつぶす

アメリカ合衆国の地図を作成します。ランダムで落ち着いた色のパレットを使用して状態を表示します。

worldmap("USA");

load coastlines
geoshow(coastlat,coastlon, ...
    "DisplayType","polygon","FaceColor",[0.45 0.60 0.30])

states = readgeotable("usastatelo.shp");

h = height(states);
faceColors = makesymbolspec("Polygon", ...
    {'INDEX',[1 h],'FaceColor',polcmap(h)});

geoshow(states,"DisplayType","polygon", ...
  "SymbolSpec",faceColors)

入力引数

region — 表示する地域

'World' | 'North Pole' | 'South Pole' | 'Pacific' | 文字ベクトル | string スカラー | string 配列 | 文字ベクトルの cell 配列

表示する領域。文字列スカラー、文字列配列、文字ベクトル、または文字ベクトルのセル配列として指定します。許容される値には、大陸、国、島の名前のほか、'World'、'North Pole'、'South Pole'、'Pacific' が含まれます。

例: {'Africa','India'}

latlim — 緯度の範囲

2 要素ベクトル

緯度の制限。[southern_limit northern_limit] 形式の 2 要素ベクトルとして指定されます。

lonlim — 経度の範囲

2 要素ベクトル

経度の制限。[western_limit eastern_limit] 形式の 2 要素ベクトルとして指定されます。

Z — データグリッド

M行N列の配列

データ グリッドは、M 行 N 列の配列として指定されます。Z は、地理参照 R に関連付けられた通常のデータ グリッドです。

R — 地理的参照

地理ラスター参照オブジェクト | ベクトル | 行列

次のいずれかとして指定される地理的参照。

タイプ	説明
地理ラスター参照オブジェクト	GeographicCellsReference または GeographicPostingsReference 地理ラスター参照オブジェクト。RasterSize プロパティは、データ グリッドのサイズ size(Z) と一致している必要があります。
ベクトル	要素を持つ1行3列の数値ベクトル: [cells/degree northern_latitude_limit western_longitude_limit]
行列	ラスター行と列のインデックスを地理座標に変換3 行 2 列の数値行列。次の式に従います。 [lon lat] = [row col 1] * R R は、データ グリッドの各列が子午線に沿い、各行が緯線に沿う (回転せず、傾斜しない) 関係を定義します。

ベクトルと行列の参照の詳細については、Georeferenced Raster Data を参照してください。

出力引数

h — axesmベースのマップのハンドル

ハンドル オブジェクト

axesm ベースのマップのハンドル。ハンドル オブジェクトとして返されます。

ヒント

• worldmap で作成されたすべての軸は、半径 6,371,000 メートルの球状の地球モデルで初期化されます。

• worldmap は tightmap を使用して、マップの周囲の軸の制限を調整します。投影を変更する場合、またはマップ フレームの周囲に空白を増やしたい場合は、tightmap を再度使用するか、auto axis を使用します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

axesm | framem | geoshow | gridm | mlabel | plabel | tightmap | usamap