LiDAR カメラ キャリブレーター
説明
[LiDAR カメラ キャリブレーター] アプリは、カメラおよび LiDAR センサーによってそれぞれ取得されたイメージと点群を使用して、それらの間の剛体変換を推定するキャリブレーションを対話的に実行します。変換行列を使用して、LiDAR とカメラのデータを融合したり LiDAR 点をイメージに投影したりできます。
このアプリを使用して、以下を行うことができます。
イメージと点群のデータからチェッカーボードの特徴を検出、抽出、可視化する。
特徴検出の結果を使用してカメラと LiDAR の間の剛体変換を推定する。
キャリブレーション結果を使用して両方のセンサーからのデータを融合する。イメージに投影された点群データを可視化したり、点群データと融合したイメージからカラー情報やグレースケール情報を可視化したりできます。
プロットされたキャリブレーション誤差メトリクスを表示する。しきい値ラインを使用して外れ値を削除し、残りのデータの再キャリブレーションを実行できます。
チェッカーボードの周囲の関心領域 (ROI) を定義して、変換推定プロセスに必要な計算リソースを少なくする。
変換および誤差メトリクスのデータをワークスペース変数または MAT ファイルとしてエクスポートする。ワークフロー全体の MATLAB® スクリプトを作成することもできます。
LiDAR カメラ キャリブレーター アプリを開く
MATLAB ツールストリップ:[アプリ] タブの [イメージ処理とコンピューター ビジョン] の下にあるアプリ アイコンをクリックします。
MATLAB コマンド プロンプト:「
lidarCameraCalibrator
」と入力します。
プログラムでの使用
制限
LiDAR カメラ キャリブレーター アプリには次の制限があります。
Linux® マシンでは、点群の座標軸ツールや全体的な応答性が低くなります。
[エクスポート] 、 [MATLAB スクリプトの生成] から生成されたスクリプトには、[チェッカーボードの選択] 機能を使用して手動で選択したチェッカーボード領域は含まれません。スクリプトでは、指定した ROI 内でチェッカーボード領域が検出されます。
[チェッカーボードの選択] 機能を使用してチェッカーボード領域を手動で選択した後に、[キャリブレーション] タブに戻った場合、点群全体を表示 ([ROI にスナップ] を選択解除) しているときにのみ、選択した点 (赤で強調表示) を表示できます。
バージョン履歴
R2021a で導入