iptPointerManager
Figure にポインター マネージャーを作成
説明
iptPointerManager( は、指定した Figure hFigure)hFigure にポインター マネージャーを作成します。Figure にポインター動作構造体が含まれている場合、ポインター マネージャーは、Figure のグラフィックス オブジェクトにおけるポインター動作を制御します。
ポインター動作構造体を特定のオブジェクトに関連付け、マウス ポインターがオブジェクトの上に移動したりオブジェクトを離れたりしたときの特定のアクションを定義するには、iptSetPointerBehavior を使用します。
iptPointerManager( は、Figure のポインター マネージャーを無効にします。hFigure,'disable')
iptPointerManager( により、Figure のポインター マネージャーが有効になり、また更新されます。hFigure,'enable')
例
入力引数
詳細
ヒント
Figure が既にポインター マネージャーを含んでいる場合、
iptPointerManager(hFigure)はポインター マネージャーを新規に作成しません。この構文の動作はiptPointerManager(hFigure,'enable')と同じです。iptPointerManagerは、ポインターが上にあるオブジェクトだけではなく、Figure 内のすべてのオブジェクトを認識します。iptPointerManagerは、グラフィックス オブジェクト階層を探索し、ポインター動作構造体を含む最初のオブジェクトを検出します。するとiptPointerManagerは、オブジェクトのポインター動作の関数を実行します。詳細については、グラフィックス オブジェクトの階層を参照してください。たとえは、ポインターを花形に設定し、ポインターと座標軸を関連付けるとします。すると Figure ウィンドウにポインターを移動したとき、最初に既定のポインターとなり、座標軸を横切ると花形に変わります。座標軸に対するオブジェクト上に移動しても花形のままです。
iptSetPointerBehaviorを使用してポインター動作を指定した後、iptSetPointerBehaviorを使用せずに Figure ポインターを変更した場合、iptPointerManagerは新しい動作を反映するように更新されません。iptSetPointerBehaviorを使用せずに Figure ポインターを変更する方法としては、Polygonなどの ROI オブジェクトを使用する、別のグラフィックス オブジェクトを使用する、別のカスタム UI を使用する、またはコールバック内からポインターを変更するコードを使用するなどの方法があります。
バージョン履歴
R2006a で導入